ソフトバンク新助っ人アルバレス、王会長に結果で恩返し

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆西武4-4ソフトバンク(24日、メットライフドーム)

 不振に苦しんだ日々を、自らのバットで完全に過去のものにした。7月に新入団したアルバレスだ。8回に1点を勝ち越し、なおも8回無死三塁。粘って迎えた9球目、西武ギャレットの外角低めの真っすぐを長いリーチで捉えて左前へと運んだ。加入後、初タイムリーとなり「何とか走者をかえしたい気持ちだけだった」とうなずいた。

 この一打だけではない。2回はチームが2019年から9連敗中の高橋から、初対戦でチーム初安打だ。フォークボールに食らいついて中前へしぶとく落とした。5回も外角真っすぐを捉えて右中間を破る加入後初の長打を放った。初の1試合3安打とし、「3本打つことができて満足しています」と胸を張った。

 東京五輪に伴う中断期間中に開催されたエキシビションマッチでアピールに成功。後半戦は初戦からスタメンに名を連ねたが厳しい内角攻めに加え、焦りもあって結果が出ない。5試合連続で「H」ランプをともせなかったものの、「練習は悪くない」と小久保ヘッドコーチ。首脳陣の期待は揺るがず、辛抱強く起用され続けた。本拠地ペイペイドームでの練習では王球団会長に直接指導も受けた。周囲のサポートも得て不振脱出へもがいていただけに、ようやく結果で恩返しした形だ。

 工藤監督も「捉えられるようになってきた。前は打たないとという(焦りが)あったが、少しずつリラックスというかね。彼本来の打撃ができたんじゃないか」と評価した。アルバレスも「取り組んできたことに自信もあった。結果につながりうれしい。とにかくチームが勝てるように、力になれるよう頑張るだけ」と力を込めた。新たなキューバ人助っ人の存在が、痛すぎるドロー劇の中の光だった。(山田孝人)

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