「環境面やリスクを考えると…」甲子園で戦後初の事態が起きたわけ

西日本スポーツ 玉置 采也加 岩崎 さやか 前田 泰子

 九州勢は長崎商が3回戦で神戸国際大付に逆転サヨナラ負けし、7校全てが姿を消した。九州勢が3大会連続で8強入りを逃したのは戦後初(2020年は中止)。史上最多の7度順延で初戦までの間隔が空いたことや、新型コロナウイルスの陽性者が選手に広がり出場を断念するなど不運も影響し、実力を十分に発揮できなかった。

 今大会は台風や大雨などで天候不良が続き、各校は室内練習場での調整を多く強いられた。長崎商は「ミートを意識して引きつけて打つ練習をした」(西口監督)という打撃練習がプラスに出て、2回戦まで2試合連続で2桁安打を記録。一方で選手が「体を動かす守備練習はあまりできなかった」などと危機感を口にした学校もあった。

 新型コロナも影を落とした。西日本短大付(福岡)と東明館(佐賀)は、宿舎変更を余儀なくされた。開会式前日、宿泊するホテルの従業員のコロナ陽性が判明したためだ。13人が陽性、8人が濃厚接触者となった宮崎商は、大会史上初めて開幕後の出場辞退、不戦敗となった。

 九州の高野連関係者は「環境面やさまざまなリスクを考えると、今年は甲子園に距離が近い高校が有利かもしれない。近畿勢が6校とも初戦を突破したのは偶然ではないだろう」と語った。

 沖縄勢は沖縄尚学が2回戦で敗退。エース当山が初戦を完封する好投を見せたが、盛岡大付(岩手)との2回戦は完全試合を阻止するのが精いっぱいだった。(玉置采也加、岩崎さやか、前田泰子)

PR

高校野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング