「ズルズルいってしまうと…」工藤監督に危機感 首位オリ戦前に打線が急降下

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆西武3-0ソフトバンク(26日、メットライフドーム)

 ソフトバンクが勢いに乗れない。2試合連続で2桁安打を放った打線が一転、散発の4安打で三塁も踏めず今季7度目の零封負け。先発の笠谷俊介投手(24)は初回に2ランを浴び、その後もリズムが悪く4回途中3失点で降板した。27日からは敵地で首位オリックスと3連戦。同日はエース山本由伸投手(23)と対戦する。侍ジャパンでも活躍した球界を代表する右腕を打ちのめし、勢いを取り戻す。

■堅調打線が一転…

 堅調だったソフトバンク打線が、一転して鳴りをひそめた。2試合続けて2桁11安打をマークしていた攻撃陣が、西武投手陣の継投にもかわされた。敵地のメットライフドームで後半戦に入って初、今季7度目の零封負け。直近7試合中、4試合で2桁安打を放っていただけに、試合後の工藤監督は「いい当たりもあったけど正面にいったりしたね」と淡々と振り返った。

 大きく立ちふさがったのは、西武の先発で高卒3年目右腕の渡辺だった。制球が定まらなかった初回に2死一、二塁と先制機を演出。ところが、前夜25日の西武戦で2年ぶりの1試合4安打を放ち3打点をマークしたデスパイネが、2球で追い込まれると、最後は低めスプリットにバットが出ず見逃し三振に。序盤の好機を逃したことが響いた。

 これまで、中継ぎで1イニングの対戦経験があるのみと“初物”でもある渡辺。それだけに、工藤監督も「中継ぎと先発では違う」と警戒していたが的中する形となった。真っすぐを軸にスプリットなどを巧みに織り交ぜられ「いまいち的が絞りづらくて(打線が)つながらなかった」。5回限りで降板した相手からは2安打。最終的にも散発4安打に終わって完敗した。

 それでも、工藤ホークスに下を向いている時間はない。きょう27日から大阪に移動して、4ゲーム差の首位オリックスと敵地で直接対決3連戦に挑む。初戦の先発はエース山本。前回の零封負けだった7月9日の対戦でも、7回無失点と封じ込められている。それだけに「直接、上のチームと対戦する時はしっかり締めていかないと」ときっちりと切り替えて臨む決意だ。

 3連戦では、今季10勝の山本を抑えて11勝でハーラートップに立つ宮城も先発する見通しだ。好投手との顔合わせが続くが「ズルズルいってしまうと(ゲーム差が)広げられる一方となる。こういう時こそ、集中していかないといけない」と表情を引き締めた。2年連続リーグ優勝と5年連続日本一に向けて、これ以上離されるわけにはいかない。チーム一丸となり、晩夏の難局を打破していく。(山田孝人)

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