火消し成功、“レスキュー3投手”「礼も正義も松本も」工藤監督絶賛

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆西武3-0ソフトバンク(26日、メットライフドーム)

 火消しに走ったのは“レスキュー隊”の面々だった。背番号を足すと「119」になる高橋礼、田中、松本の3人が本業の職場であるマウンドで、きっちり仕事をした。

 3点差をつけられた4回、なお1死二、三塁の場面で背番号「28」の高橋礼が、先発した笠谷の後を継いだ。死球で満塁としたが、踏ん張る。源田を浮き上がるような高めの135キロの直球で三ゴロに仕留め、栗山も直球で一ゴロ。ピンチを脱した。

 「リードされている状況だったので、思い切って自信のあるボールを投げることを心掛けた」。イニングをまたいでも、走者を出しながら丁寧な投球で得点を許さなかった。2回2/3を無失点。後半戦は救援陣の一員としてリスタートしたサブマリンにとって、今季7試合目(先発5)にして初の無失点投球だった。

 7回は背番号「25」の田中が最速156キロの直球とフォークを武器に中村、外崎から連続三振を奪うなど、打者3人をなぎ倒す。「どんどん、攻めていく投球を続けたい」。高いポテンシャルを誇る5年目右腕が、自信をにじませた。

 8回は背番号「66」の松本が2死から長打を許したものの、最後は岸を右飛に封じた。「無失点で終えられて良かった」と胸をなで下ろした。

 前日の25日、3人はマウンド外で好救援を見せていた。一塁側ブルペンで待機していたところ、ファウルフライを好捕した西武の右翼川越が勢い余ってフェンスへ。ネットに絡まって抜け出せなくなった川越を、駆け付けて救出した。球場が拍手に包まれた“好プレー”の3人の背番号を足すと「119」。その偶然にもスポットが当たった。

 一夜明け、リードを許す展開ながら好投した3人。「礼も正義も松本も0で抑えたから良かった。正義なんて十分、勝っているところでもいけるかなというピッチングだった」。工藤監督も絶賛した。激しい火花を散らすシーズン終盤、通報があれば“レスキュー隊”は急場に駆け付ける準備ができている。(鎌田真一郎)

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