J1福岡クラブ史を変えたJ1最多勝ち点 先制弾の金森「上位いける」

西日本スポーツ 鬼塚 淳乃介

 ◆明治安田生命J1第27節 福岡3-0徳島(29日、ベスト電器スタジアム)

 また歴史を塗り替えた! アビスパ福岡がホームで徳島を3-0で下し、2連勝を飾った。後半8分に金森健志(27)がこぼれ球を押し込んで先制。試合終盤にカメルーン代表ジョン・マリ(28)が2ゴールを奪って完勝した。アビスパは勝ち点を39に伸ばし、2000年の前後期合計の37を上回るクラブJ1最多勝ち点となった。サガン鳥栖は仙台に1-0で競り勝ち、勝ち点47で5位に上がった。

00年「37」抜いた

 アビスパの歴史に新たな1ページが加わった。後半のゴールラッシュで勝ち点を39に伸ばし、J1でのクラブ最多を更新した。長谷部茂利監督は「先人のつくってきた歴史を超えていくのはクラブにとって必要」と喜びをかみしめた。

 前節、今季無敗だった王者川崎を撃破。値千金の勝利で勝ち点を36に積み上げた。福岡が過去J1で戦った9シーズンで最多の勝ち点は2000年の前後期合計の37。引き分けなら並び、勝てば更新という歴史を変える一戦に選手は燃えた。

 0-0で折り返した後半8分。金森は山岸が流したボールに素早く走り込み、振り向きざまに右足を振り抜くと、強い弾道のボールはゴール左に突き刺さった。3月のホーム鹿島戦以来の自身3得点目に「結果が欲しかった。いい形で来たので振り抜くだけだった」と振り返った。

 後半35分から途中出場したジョン・マリも2ゴールと短時間で結果を残した。後半42分にボールを受けると、巧みなトラップでターン。個人技を織り交ぜて放ったグラウンダーのシュートは相手GKの手をはじいてゴールに吸い込まれた。後半51分にもダメ押し点。加入後初の複数得点を決める大活躍だった。

 前半早々にサロモンソンが相手選手と交錯した際、左肩を負傷し交代。サイドから正確なクロスを供給する攻撃のキーマンだが、対人の強さが持ち味の湯沢が急きょ出場してカバーした。今のチームには一丸となってアクシデントを乗り越える地力がある。

 残り11戦。J1残留が少しずつ見えてきた。それでも金森は「一人でも残留できるだろうという気持ちでいれば足をすくわれる。上位に上がるチャンスもある。降格の5年周期の歴史を絶対に終わらせたい」と誓った。(鬼塚淳乃介)

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