アルバレス雨のち晴れ 痛恨エラー後に来日初アーチ

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ◆オリックス6-3ソフトバンク(29日、京セラドーム大阪)

 新外国人選手のアルバレスに待望の来日初アーチが飛び出した。1点を追う5回。1ボールからの2球目、オリックス先発スパークマンの148キロ直球を捉えた打球は左中間スタンド中段に吸い込まれた。8月13日の初出場から34打席目で飛び出した同点ソロ。「真っすぐをしっかり捉えることができた」と振り返った。

 汚名返上の一発だった。2回の第1打席は、1死満塁の好機で遊ゴロ併殺打。さらに、1点リードの4回の守備では福田の飛球を落球し、その後の2失点につながっていた。「自分のミスから点を与えてしまったので、何とか取り返そうと思って打席に入った」。雪辱の思いを、最高の形で結実させた。

 7月に独立リーグのルートインBCリーグ茨城から加入した32歳。身長188センチ、体重100キロの体格を生かしたパワーが持ち味で米大リーグでのプレー経験もある。陽気な性格でおしゃれにも気を配る。現在の金髪は担当の通訳と同じ髪形で、「自分も同じにしたい」と頼み込み、染めてもらった。気合十分のヘアスタイルで臨み、奏でた快音だった。

 チームは後半戦、1試合平均2・8得点と打線が低調。右手薬指の骨折などで離脱中のグラシアルの復帰時期も不透明な状況だ。そんな中で出たアルバレスの一発だけに「ポジティブなところはありました」と工藤監督。ただ、この日のチームの得点は本塁打2本と内野ゴロの間の1点で、適時打はなかった。「つながりというところを考えれば適時打が欲しいというところはあるが、あとはしっかりとバランスを取っていくことが大事」とも指摘した。アルバレスが湿った打線の起爆剤となれるか。今季最大の6ゲーム差をひっくり返すには、さらなる快音連発が期待される。(伊藤瀬里加)

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