元広島・小窪哲也のNPB復帰を導いた「ネット記事」

西日本スポーツ

 ロッテは8月31日、昨季まで広島でプレーした小窪哲也内野手(36)の獲得を発表した。

 小窪は大阪・PL学園高から青学大を経て、大学・社会人ドラフト3巡目で2008年に広島入団し、13年間プレーした。20年に退団後、他球団への移籍を模索。今年6月からは独立リーグの九州アジアリーグ、火の国(熊本)に所属していた。

 ZOZOマリンスタジアムで報道陣の取材に応じた小窪は、火の国のオンライン会見にも臨んだ。「入団した時がすごく前のように感じるぐらい、思い返せば3カ月、思い返せば3カ月、いろいろあった」と言い「一人でいたり、寝るときだったり。グラウンドから離れて、時間があるときは不安になったりした。確かに毎日、野球はできてましたけど正直、不安は毎日あった」と明かした。

 1月までともに自主トレを行った現役プロ野球選手たちは、2月には各球団でキャンプイン。小窪は独自にトレーニングを続け、元広島コーチの永田利則氏が監督を務めるMSH医療専門学校野球部(広島市)の練習に参加するなどして現役続行を目指していた。

 この様子が記事になった。ネット上でも公開され、火の国の神田康範社長も目にするところとなった。「『こういう記事が出てますよ』と(球団の)社員の間で話題になって。それが最初に小窪選手の思いを知った瞬間。われわれのところで試合勘を戻してもらって、NPBへ早期に戻ってもらおうという思いで、すぐに(旧知の元広島外野手)天谷宗一郎さんに連絡し、小窪選手につないでもらった」と言う。

 小窪は「所属先が決まらない中、不安いっぱいで今年が始まったけど(火の国)サラマンダーズの皆さんから本当に温かく迎え入れていただき、いちずに野球することができた」と感謝。「裏方さんの仕事というか、バッティングピッチャーとして投げるのも、食事の用意も、洗濯も。プロ野球にいたら、なかなか自分でする機会がない。ホテル暮らしで、初めてコインランドリーに行った。苦ではなかったですけど、いい経験でした」と得がたい3カ月を振り返った。

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