改造打線に光 2カ月ぶり適時打3本「あとはどう続けるか」工藤監督

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ◆ソフトバンク3-6楽天(31日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 借金生活に突入した痛恨の黒星で、反転攻勢への光を感じさせたのが3回の攻撃だった。大幅に組み替えた打線がスコアボードに刻んだ「3」。先頭の9番の三森が左前打で出塁すると犠打で送り、1死二塁から後半戦では初めて2番で起用された柳田がフェンス直撃の中越え適時打。8月20日のロッテ戦以来となるタイムリーを放った。

 後半戦は全試合4番に座っていた3番の栗原が右前適時打で続いた。2死二塁から中村晃にも適時打が飛び出し、逆転に成功した。ここまで7勝を挙げているルーキー左腕、早川は左打者の被打率が3割を超える。8月29日のオリックス戦から8選手の打順を組み替えた。

 久しぶりに適時打を放った柳田は「芯で捉えたいい打球を打つことができてよかった」。栗原も「いい流れで打席が回ってきたので、思い切って打ちにいくことができた。ギータ(柳田)さんがよくホームまで走ってくれた」と声を弾ませた。

 1イニングに本塁打を含まず適時打3本は6月5日の阪神戦以来。1イニングの複数得点も8月25日の西武戦以来だ。前カードのオリックス3連戦は計5得点だった打線が奮起した。新人王候補のサウスポーをこの回限りで降板させ、パ・リーグで唯一、白星の献上を拒んだ。

 だが得点は、この回のみにとどまった。「あそこだけだったので…。あとはそこをどう続けるか」と工藤監督も渋い表情。4回以降は楽天の救援陣にわずか2安打に抑え込まれ、東浜が被弾して勝利には結び付かなかった。

 打線の軸となるグラシアルを欠く中、厳しい戦いが続く。「つながりだと思う。その中で一発や長打が出たりとかになってくると思う」と工藤監督は自らに言い聞かせるように話した。借金生活から巻き返しへ、3回に見せたつながりを、1イニングで終わらせるわけにはいかない。(伊藤瀬里加)

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