木田がデビュー戦「みんなに愛される選手に」 【飯塚】

西日本スポーツ

 木田こころは、高校生時代から受験し続けた他公営競技を断念、公務員への方向転換を考えていた時、知人から35期生の受験を勧められた。34期に合格した早川瑞穂とは知り合いだったことからオートの存在は認識済み。「カッコいい」と憧れも抱いていた。公務員を目指す前に「1度だけ」。そう心に決めて臨んだ試験で見事、合格。オート選手への道を歩み始めた。しかし、二輪車に乗るのは人生初。それどころか触ったことすらなかった彼女には、想像以上の厳しさだった。同期に二輪経験者が多数いる中で、「いつもビリ」。何よりタイムが伸びる大事な時期に、左膝全十字靱帯損傷などの大ケガをしたことも響いた。

 それでも辞めたいと思ったことは一度もなかった。「つらいと思う前に、何もできない悔しさ」がいつも脳裏にあった。「二輪経験のない自分がどこまで経験者に追いつけるか」。悔しい思いをバネに、地道に努力を積み重ね、何とか卒業資格検定を突破。すでにデビューしている同期の女子3人に遅れること約3カ月でこの日を迎えた。

 デビュー戦の目標は「無事故完走」。ケガから養成所に復帰して「1人で不安だった」時に支えてくれた同期、指導してくれた師匠(辻大樹)や周りの先輩のため、そして何よりも心配をかけ続けた家族のために、今の自分ができる精いっぱいの走りでゴールを目指す。そして今後は、「みんなに愛され、応援したくなる選手になりたい」。

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