4位ソフトバンクが「若鷹」昇格2人を即スタメンへ 大砲は初1軍

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

■きょう楽天戦

 カンフル剤は若鷹投入! ソフトバンクの工藤公康監督(58)は1日、プロ4年目で1軍初昇格となるリチャード内野手(22)と右肩甲骨の骨折から復帰する上林誠知外野手(26)を2日の楽天戦(ペイペイドーム)でスタメンに起用する考えを示唆した。チームは引き分けを挟み4連敗中で、借金1の4位に沈む。自力V消滅の瀬戸際で逆襲の「ジョーカー」を切る。

■ベテラン奮起へ相乗効果期待

 白星で飾れなかった13年ぶりの宮崎での公式戦から一夜明け、ペイペイドームで行われた指名練習にはフレッシュな面々の姿があった。ウエスタン・リーグトップの12本塁打を放つリチャード、そして右肩甲骨骨折から復帰後、同リーグで打率3割1分4厘と打撃好調の上林。打線の起爆剤として期待される2人が2日から出場選手登録される。

 チームは後半戦に入り、リーグ最少の39得点。8月は5勝6敗3引き分けで、得点力不足が3カ月連続負け越しの要因となった。同日に行われる楽天戦での2人の起用法について「(スタメンの)可能性は高いんじゃないかな」と工藤監督。低迷するチームの活性化を促すジョーカーとしての役割を示唆した。

 3日からのオリックス3連戦では苦戦必至の山本、宮城との再戦も見込まれる。展開次第では自力V消滅の可能性もあるチームの苦境。なりふりなど構ってはいられない。若手起用で押し出されるベテランの奮起を促す相乗効果も生まれるはずだ。初の1軍デビューが目前に迫るリチャードは「投手との対戦を楽しめる立場ではないけど何とか打ち崩しにいく」と気持ちを高ぶらせる。

 指名練習の視察に訪れた王会長から激励を受け、フリー打撃では46スイングで4球連続を含む10本の柵越えを放つ持ち味を見せつけた。五輪期間中のエキシビションマッチでは全9試合に4番で起用され、打率は2割2分6厘ながら、2本塁打でチームトップの9打点と存在感を示した。

 さらに、走攻守で高いポテンシャルを兼ね備える上林も約3カ月ぶりに1軍の舞台へ帰ってくる。2018年は全試合に出場し22本塁打、打率2割7分をマークした実績を持つ男だ。工藤監督も「レギュラーを取りかけた選手の一人。あの頃を思い出して、一生懸命やってほしい」と輝きを取り戻す活躍を期待する。

 「血の入れ替え」で苦しむ4年連続日本一のチームがよみがえるか。「チームが固まっている状況での1本とか。流れを変えるような打撃をしたい」。リチャードが自らのバットで具現化すれば、低空飛行を続ける鷹が今度こそ上昇気流に乗る。(鎌田真一郎)

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