森、あすの昇格「60パーセント」 1軍復帰は最終段階

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

■シート打撃登板

 左肘手術からの復活を目指すソフトバンクの森唯斗投手(29)が1日、タマスタ筑後の2軍練習でシート打撃に登板した。打者6人に22球を投げ、1安打。最速は140キロだった。8月31日に続く登板で「連投テスト」をクリア。抑えが固まらずにチームが苦境に陥る中、通算114セーブを誇る絶対的守護神が1軍復帰へ最終段階に入った。

■最速140キロ

 蒸し暑い筑後で、森が復活へのステップをまた一歩進めた。2日連続となるシート打撃に登板。先頭の高田にこそ中前打を許したが、続く5人は凡打に打ち取った。チームのスピードガンで最速140キロだった直球にカットボールなど変化球も交え、「感触はそこまで悪くない。もう少しスピードが欲しいけど、おいおいついてくるだろうし、今はOKかな」とうなずいた。

 8月31日に続く“2連投”にも、「体の違和感もないし、明日も投げたいなという気持ち」と表情は明るい。同日からの3軍戦で「連投テスト」に臨む予定だったが、選手が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことで同日の試合が中止となった。代わりの対応にも「試合のように投げた」と集中した。

 4位に沈むチームにとって、一番の課題は抑えの不在だ。正守護神の森だけでなく、モイネロや岩崎も離脱中。後半戦14試合で9回はイニング別最多の10失点を喫している。それだけに、「そこ(9回)をもう一回投げたいし、もう一回奪うつもり」との思いを胸に調整を続けている。

 シート打撃を見守った倉野ファーム投手統括コーチも「連投でもパフォーマンスは落ちていない。体的には問題ない」と評価。ただ、まだ本来の投球を取り戻しているわけではない。3日からのオリックス3連戦(ペイペイドーム)で昇格できる状態になるかについて倉野コーチは「60パーセントくらい」と見解を語った。森自身も「気持ちは全然、10割以上(の状態)」とはやる気持ちを抱きつつ、「まずは1軍に呼ばれるようにしっかり自分のやることをやっていきたい」と、パフォーマンス向上に注力する。

 1軍にいる甲斐野とテレビ電話で話をするなど、登板がなくてもチームを支えている。「やっぱり勝ちたいですし、勝ちにつなげられる投球を(1軍に)上がればしたい」。再び1軍のマウンドで右腕を振るう日まで、あと少しだ。(伊藤瀬里加)

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