西武渡辺GMが祝福、2000安打の栗山は「同志」 おかわり君とのコンビは「見てて羨ましい」

西日本スポーツ

 西武・栗山巧外野手(38)が史上54人目の通算2000安打を達成した。2軍時代から指導してきた渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM=56)が「同志」と語る栗山の偉業への軌跡を振り返った。

   ◇   ◇

 <西武黄金期を支えた渡辺GM。台湾球界で指導者も兼ねた現役生活を終えた後、野球評論家、解説者としての活動を経て、2004年に2軍投手コーチとして西武に復帰した。そこで高卒3年目の栗山と出会った>

 渡辺GM クリ(栗山)とおかわり(中村)が3年目のとき。おかわりは1軍に行ったり来たりで、クリはほとんど2軍にいたんじゃないかな。元気で、生きのいい、練習をやってもへこたれない。「強いな」と思いました。一番練習ができる年代、時期にしっかり練習ができた。それは大きいなと思います。

 <05年からは2軍監督も兼任し、打撃投手として栗山と“対戦”することもあった>

 渡辺GM 2軍時代はしょっちゅう投げていた。本当に気を抜いたスイングは1球もないというイメージ。気持ちは本当に強かったね。高校のときからスーパースターという感じでもないし、たたき上げ。ズバ抜けて身体能力がいいわけではなかったけど、努力によって基礎を築き上げた。長年トップレベルで野球ができる礎を築いたんだよね。

 <08年に1軍監督に就任すると、2番で起用した。栗山は最多安打のタイトルを獲得し、チームも日本一に輝いた>

 渡辺GM 前年が5位だったんだよね。4、5番を打っていたカブレラも、ベンちゃん(和田一浩)も抜けて、また新たなチームをつくらなきゃいけなかった。まずは打線を組むに当たって、どこから着手しようかなと思ったときに、デーブ(大久保博元)と順番通り1、2番だなという話しになって。

 片岡(易之=後に治大)は足が速かったし1番、というところで2番を誰にするのか。「打てる2番がいいな」って。片岡は盗塁ができるので、初回に簡単に送る野球も面白くないなと。

 クリがすごいなと思ったのは、2ストライクまで待てるというところですね。追い込まれてから自分の勝負ができる。打ちたい球を我慢して。2ストライクと追い込まれてからの勝負の中で最多安打も取りましたし、そこはすごいなと思っていました。

 <西武一筋で2000安打。かつての渡辺監督から、今はGMの立場で、昨オフには3年契約も結んだ>

 渡辺GM FAを取ったとき(※)にも分岐点はあったと思う。西武に残って、西武でやるという決心をしてからは迷いもなくなっただろうし、球団もしっかりサポートする。西武(一筋)で初めて2000安打を達成した。生え抜きだし、レジェンド。当然、リスペクトしている。

※栗山は2013年に国内フリーエージェント(FA)権を初取得。当時は2年契約の1年目だった

 <同期の中村の存在も大きかったようだ>

 渡辺GM いいコンビだと思いますよ。とかく同期生とか同学年で仲が悪いって結構いるんですよ(笑)。そういう中でも入団発表の日に同じ新幹線に乗ってきて、ずっと一緒というのはね。お互いがお互いをリスペクトしているということ。本当に仲がいいというか、あうんの呼吸がある。見ていてうらやましい関係だなと思いますよ。

 <あえて挙げるなら、一番の思い出は何か>

 渡辺GM それってやっぱり、2軍時代のような感じがするんだよね。1軍って環境的にも恵まれている。2軍時代が一番、いろんなことを自分たちでやらないといけないから。クリもそこからのし上がってきたし、私も初めて指導者になって、そこからのし上がってきた。同志みたいなもんだよね。一緒に上がってきたようなもんだから。

 2008年に(1軍の)監督になって、クリはレギュラーを取ったし、おかわりも初めてホームラン王を取った。みんな「同志」って感じだね。

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