紅白戦に10球団20人超スカウト集結! 今秋ドラフト上位指名確実、150キロ左腕が再び全国に挑む

西日本スポーツ 前田 泰子

 4日に大分市の別大興産スタジアムで開幕する九州地区大学野球選手権北部九州ブロック大会(西日本新聞社など後援)ではドラフト上位候補の左腕、西日本工大の隅田知一郎(4年・波佐見)に注目が集まる。6月の全日本大学野球選手権で1試合14奪三振と好投した自信を胸にマウンドに上がる。

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 最速150キロ左腕は、大学最後のシーズン開幕前からスカウトの熱視線を浴びていた。8月下旬には紅白戦にもかかわらず、グラウンドに10球団、20人を超えるスカウトが集結。「今秋のドラフト上位指名確実」と評される、先発した隅田の一球一球に注目した。

 6月の全日本大学野球選手権1回戦。4強入りした上武大(関甲新学生)に本塁打を許して0|1で敗れたものの、14三振を奪った。力のある速球にスライダーやスプリット、チェンジアップなど、多彩な変化球を操り、その名を全国に知らしめた。「自分じゃないと思うぐらいの120パーセントの投球ができた」と振り返るベストピッチだった。

 大会後はまず、春のリーグ戦から毎試合のように登板した疲れを抜き、7月に体づくりから再スタートした。コロナ禍で対外試合はできず、紅白戦で数試合投げただけ。確かな手応えがつかめないままリーグ戦を迎えることに不安はあるが「上武大戦に近い投球をしたい」と意気込む。

 目標はもう一度、全国の舞台に上がり、チームの悲願でもある「全国1勝」を挙げることだ。秋の明治神宮大会にはリーグ戦で優勝した後、他リーグの優勝チームとのトーナメントで優勝しなければ進めない。「秋の方が全国大会出場が難しいので、成し遂げたいという気持ちも強い」。エースの気概が詰まる言葉で厳しい戦いを見据えた。

 既にプロ志望届を提出しており、ラストシーズンのマウンドに集中するだけだ。「最後にやり残したことがないようにしたい」。隅田は有終の美を飾り、新たなステージへのステップにするつもりだ。(前田泰子)

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