周東が右肩手術へ 今季復帰は絶望的、全治半年の可能性も 送球困難で苦渋の決断

西日本スポーツ

 ソフトバンクの周東佑京内野手(25)が、試合中のプレーで痛めた右肩の手術を受けることが6日、分かった。全治まで長くて約半年かかる見込みで、シーズン中の実戦復帰は絶望的だ。昨季の盗塁王は今季もここまでリーグ2位の21盗塁をマークしているが、8月29日に出場選手登録を抹消されていた。逆転でのリーグ連覇を狙うチームにとっては貴重な「切り札」の不在は、大きな痛手となりそうだ。

■複数診断で決断

 オリックスに連勝し、首位に立ったロッテと4ゲーム差につけるソフトバンク。逆転Vへの機運が高まる中、痛すぎるニュースが飛び込んだ。試合中のプレーで右肩を痛めてリハビリ組で調整を続けていた周東が、近日中に手術に踏み切ることになった。

 昨年8月にも右肩を痛めていた周東は、今年8月29日に出場選手登録を抹消され、同31日にリハビリ組に合流。技術的な練習は行わず、体幹トレーニングや体力維持に努めていた。9月2、3日には東京都内の病院でセカンドオピニオンを求めて受診。3カ所の病院を回り、いずれも手術が必要と診断されたもようだ。スイングと走塁に支障はないが、送球は保存療法のままでは厳しいと判断されたようで、全治までの期間は施術方法により差はあるが、最長で半年とみられる。来春のキャンプも間に合わない恐れがある。

 2年連続リーグVに向け、レギュラーシーズン最終盤の「切り札」として期待される存在だった。13試合連続盗塁の“世界記録”を樹立した昨季、主に1番に座った10月にソフトバンクは日本プロ野球史上最多の月間22勝をマーク。競り合ったロッテを一気に離してリーグ優勝に突き進んだ。その快進撃に貢献した周東は、打撃不振に苦しみながら、今季もリーグ2位の21盗塁。俊足が相手に与える脅威は健在だった。

■痛恨切り札不在

 工藤監督は出場選手登録を抹消する際に「現状のチームを考えれば、いてくれたらありがたいというか、いてほしい。一日も早く戻ってきてくれたら」と願った。小久保ヘッドコーチも後半戦の開幕前に「足が武器になるのは間違いない。やってほしい選手ですね」と期待を口にしていた。それほど首脳陣の期待は高かった。

 周東は6月中旬に右手人さし指を骨折し、約1カ月のリハビリ生活を過ごした。「必死にやるだけ」と巻き返しを誓っていたが、育成選手として初の盗塁王を獲得した昨季に続く2年連続のタイトルも、今季中の復帰も絶望的だ。「いだてん」の不在をチーム一丸で乗り切るしかない。

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