「九州にも卓球熱を」Tリーグ9日開幕 新規参入の九州アスティーダ初年度V狙う

西日本スポーツ 鬼塚 淳乃介

 卓球のTリーグは、9月9日に男子、10日に女子が開幕する。今季から女子に福岡を拠点とする九州アスティーダが新規参入。世界選手権のメダリストら実力者が多数加入しており、大分県別府市出身でキャプテンの有延優希(28)=サンリツ=は初年度から優勝を目指すと意気込む。リーグ戦は来年2月まで計20試合が組まれ、ホームでは20日の合志市総合体育館(熊本県)での日本ペイント戦を皮切りに北九州市、福岡県久留米市などで開催される。

 東京五輪混合ダブルスで水谷隼伊藤美誠組が金メダルに輝き、日本勢が3大会連続でメダルを獲得したことなどから、日本の卓球熱が高まっている。そのタイミングで九州に初めて、Tリーグに参戦するチームが誕生したことについて、有延は「メダルを取ったことで、いろんな人が興味を持ってくれている。これを機に九州でも卓球熱をどんどん広げていきたい」と好機だと捉える。

 九州アスティーダは「ONE九州」を掲げ発足。拠点は福岡だが、ここ数年のうちで九州全県でのホームゲーム開催を目指す。狙いの一つに競技の裾野を広げ、多くの子供たちに卓球選手になる夢を持ってもらうことがあるためだ。目の前で世界レベルの迫力ある試合を見てもらうことで、有延は「『私も九州アスティーダに参戦したい』という子が絶対出てくると思う」と期待する。将来的には高校世代のチーム創設も視野に入れているという。

 これまで、将来有望な選手が中学卒業後、九州外の強豪高校に進学するケースが多かったという。有延も大分・明豊中を卒業後、大阪・四天王寺高に進学し、東京の実業団チームに入った。

 九州アスティーダ発足後、川面創社長は有延を真っ先に勧誘した。2018年全日本選手権ダブルス3位の実力者であることに加え「地元を離れたが、最終的には九州で戦うという土壌づくりを」と期待。有延も「地元にチームができてうれしい。少しずつでも恩返しを九州の方にしていきたい」と快諾した。

 チームには各国の五輪出場選手や若手のホープら、これまでに9選手が加入。主将として「いろんな戦型の選手がいるのがうちの強み。組み合わせがたくさんあって相手はやりにくいはず」と分析する。狙うは参入初年度での優勝。「(Tリーグ)初参戦の選手が多いので、初戦が大事。そこで勝つことができたら、どんどん勢いが付いて優勝することができる」と力強く語った。(鬼塚淳乃介)

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 ◆ノジマTリーグ

 シングルス3試合、ダブルス1試合で競う卓球の団体戦。レギュラーシーズンは来年2月まで。4チームによる男子は7回戦総当たりのリーグ戦で各チームが21試合、5チームによる女子は5回戦総当たりで同21試合をそれぞれ戦う。

 ともにプレーオフを開催し、女子はレギュラーシーズン2、3位で争う準決勝(来年3月4日)を新設し、勝者が決勝で1位と対戦する。男子は従来通り上位2チームで優勝を決める。決勝は男女とも来年3月13日に行われる。

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