元巨人育成の26歳捕手、まさかの投手として登板 欧州球界に飛び込んだ広畑塁の今シーズンと今後

西日本スポーツ

 元巨人育成で、今季オーストリア・リーグのウィーン・ワンダラーズでプレーした広畑塁捕手(26)=福岡県飯塚市出身=がこのほど帰国し、オーストリアで過ごしたシーズンと、今後について語った。

 東海大五(現東海大福岡)高から立正大を経て育成5位で巨人に2018年入団。昨季限りで巨人を退団した。独自にトレーニングを継続し、その間にできた人のつながりからシーズン途中の5月にウィーン・ワンダラーズ入りした。チームはポストシーズンで早期敗退。その後の国際大会にも参加し、8月で全日程が終了した。今月7日に帰国。隔離期間を経て地元・福岡でトレーニングを再開する予定だ。

 シーズン打撃成績は22試合出場、79打数19安打で打率2割4分1厘、2本塁打、34打点だった。渡欧前に独立リーグ、ルートインBCリーグ栃木の川崎と自主トレをともにする機会があり、以来、打撃改造に取り組んできたと言う。結果に満足はしていないものの「三振しないような打撃から、もう一度しっかり振ることにチャレンジした。それをシーズン通してやれたことは、僕としては誇りです」と振り返り「だけど、やっぱり野球は難しいですね」と続けた。

 川崎に打撃フォームの動画を送って助言を仰ぐこともあれば、巨人時代の指導者を頼ることもあったという。「基本的に向こう(欧州球界)の投手の球は動くので、加藤健(巨人3軍バッテリーコーチ)さんに、クルーンの球を受けるときの意識などを聞きました。二岡(同3軍監督)さんにも連絡させていただいて、励ましてもらいました」と感謝した。

 捕手に限らず、出場機会を増やすために外野も守った。過密日程の国際大会では「中学以来」という投手も。「とにかくストライク取りにいくばっかりで、1イニングで8点取られました」と苦笑しきりながら「捕手をやらせてもらっていて、これだけ分かってない投手心理があったのかと。それもまた貴重な経験になったと思います」と野球観を広げたようだ。

 来季も現役続行を希望しており「また今年のようないい経験ができれば」と再び海外でのプレーを思い描く一方で、コロナ禍もあって情勢が不透明なこともあり、国内外でプレー機会を模索していくという。

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