ソフトバンクがまた直面した終盤の課題 救援4投手で逆転許した工藤監督「僕も耐えないと」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆日本ハム4-4ソフトバンク(10日、札幌ドーム)

 先発マルティネスが6回までゼロを並べ、チームの日本ハム戦の連続無失点は42イニングまで伸びた。リードは3点。あとは12球団トップの救援防御率を誇るリリーフ陣に託すだけ-。その算段が7回に崩された。1イニングに4投手をつぎ込みながら、一挙4失点で逆転を許した。「最終的に打たれたのは僕のミス。申し訳ない」。工藤監督は反省の弁を口にした。

 2番手の板東が先頭の松本剛に四球を与えると、2死後に佐藤に右中間二塁打を浴びて1点を失った。続く近藤に対して指揮官は左腕の渡辺雄を送り出したが、右前適時打で1点差に。ここで田中にスイッチしたが、安打と四球で満塁とされた。さらに左の浅間に対して、この回4人目となる古谷を起用。だが二塁への深い当たりの内野安打で二塁走者まで生還を許し、試合をひっくり返された。

 「自分の100パーセントを出そうと思って腕を振ったがうまくいかなかった。申し訳ない」と振り返った田中は、今季10度目のマウンドだった。「勝てる試合だったのに自分のせいで勝てなかった。すごく悔しい」と責任を背負った古谷に至っては、今季3度目の登板。まだ経験の浅い投手にとっては過酷すぎるマウンドとなった。

 今季は守護神の森、セットアッパーのモイネロら実力者が抜けた中、若手投手陣がブルペン陣を必死に支えてきたが、後半戦に入ってほころびが目立つ。後半戦21試合中、リードした展開から7回以降に逆転負け、もしくは追いつかれたケースは、この日も含めて5試合を数える。「チームとしても、僕も耐えないといけない部分もある」。指揮官は自らに言い聞かせた。

 打線は9回に三森が同点打を放って試合を振り出しに戻し、最後は復帰2試合目の登板となった森が最終回を3人で締めた。勝てなかったが、負けなかった。「またモイネロも帰ってくるし、もう一度辛抱して。リリーフ陣が一致団結して戦っていきたい」。近年のホークスで最大の強みだった救援陣。逆転優勝に向けて奮起は欠かせない。(長浜幸治)

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