19歳、日本女子フェンシング界の顔 東京五輪で入賞の上野優佳が「パリ五輪でメダル」へ再出発

西日本スポーツ 末継 智章

 フェンシングの全日本選手権が16日に開幕し、東京五輪代表の多くは五輪後初の実戦に臨む。女子フルーレの個人と団体でそれぞれ6位に入賞した上野優佳(中大)=大分県別府市出身=が初優勝への意気込みを語った。あと一歩で逃し続けたタイトルを手にし、2024年フランス・パリ五輪への足掛かりにするつもりだ。

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 初出場の東京五輪から1カ月がすぎ、上野は次の目標へと切り替えた。「五輪直後はメダルを逃した悔しさや他の種目で(日本勢が)金メダルを取ったうらやましい気持ちがあったけど、次のパリまで3年しかない。全日本選手権は絶対優勝する」。女子フルーレで、日本人として過去最高の6位に入った誇りを胸に秘めた。

 個人も団体も準々決勝で敗れた東京五輪で、課題を痛感した。個人準々決勝のキーファー(米国)戦では2-2から4連続で失点。「相手が仕掛けてきたときに受け身になりすぎた。自分のアタック力はあるので、今後は相手の攻撃を切るフットワークが大事」と練習に復帰してからは守備の技術向上を意識した。

 全日本選手権は2018年の準優勝が最高で、決勝で同じ東京五輪代表の東晟良(22)=日体大=に敗れた。東の姉・莉央(23)=明治安田生命=も含め、パリ五輪代表を争うライバルたちも参戦予定。上野は「強いけど、これから自分が勝っていかないといけない相手ばかり。ここは勝ちきりたい」と結果にこだわる。

 東京五輪での日本選手団の活躍は大いに刺激になった。「柔道やレスリングの代表が、注目されているのに確実にメダルを取っていたのがすごいなと。自分もパリ五輪で注目されながらも確実にメダルを獲得したい」。28年米ロサンゼルス五輪や32年のオーストラリア・ブリスベン五輪も見据える19歳が、女子フェンシング界の顔として人気と実力を高めていく。(末継智章)

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