ソフトバンクの「リリーフ受難」に終止符を 140日ぶり共演のモイネロと森に求められること

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ソフトバンク1-1ロッテ(16日、ペイペイドーム)

 やはりこの男には8回のマウンドがよく似合う。7月14日の楽天戦以来、約2カ月ぶりの1軍登板となったモイネロが同点の場面で打者3人をピシャリ。「リリーフ受難」が続いていたチームに絶対的なセットアッパーが戻ってきた。

 「積極的にストライクゾーンの中で勝負することができた」。安定感抜群のスタイルは健在だった。先頭の中村奨をチェンジアップで右飛に仕留めると、続くレアードはワンバウンドのスライダーを振らせて三振。最後は岡を153キロ直球で力ない中飛に打ち取り、3番からの上位打線をわずか14球で料理した。

 「いいリズムで打者を打ち取れたし、点を与えることなく投げ終えられたことがよかった」。左手首の違和感で後半戦のスタートに間に合わず、約1カ月のリハビリ期間を経て1軍の舞台に戻ってきた。15日はベンチ入りしたが、大事を取って登板はなかった。状態を不安視する見方もあったが、「体も問題ないよ」と力強く言い切った。

 モイネロが不在の間、その穴を埋めようと若手投手陣が懸命に腕を振り続けたが、後半戦に入って痛打を許す場面が目立った。この日は9回に登板した守護神の森も2三振を奪うなどパーフェクトピッチング。防御率0・38のモイネロに同1・06の森。4年連続で日本一の座を守り続ける「強いホークス」の象徴でもある2人の登板そろい踏みは4月29日の日本ハム戦以来、実に140日ぶりだった。

 「戻ってきたモイネロ、森君がピシャッと締めてくれたのが8、9回の反撃にもつながったと思う」と工藤監督の口調にも力が戻る。左腕も残り29試合をフル回転する覚悟だ。「これからはもっとチームに貢献しないといけない」。猛チャージはここからだ。(長浜幸治)

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