ソフトバンクに「紙一重」を許さなかったロッテの粘り強さ/柴原洋

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク1-1ロッテ(16日、ペイペイドーム)

【西日本スポーツ評論家・柴原洋の視点】

 8回に三走の上林が帰塁できずに刺された場面は、浅い今宮の右飛で本塁を狙ったことに疑問は残る。上林も、あそこまで行けばそのまま本塁に突っ込むべきだった。9回2死二塁で釜元が三塁を回ったのは、2死一、三塁として次打者の柳田が敬遠され、満塁で打者上林を迎える場合との比較で、本塁を狙う勝負に出たのだろう。

 チームとしての焦りを感じる走塁死が相次いだが、これも追加点が取れそうで取れなかった影響が大きい。特に初回、柳田の先制打の後、なお1死二塁で栗原、デスパイネが凡退したのは大きかった。思えば14日のカード初戦も初回に1点先制後に続く好機を逃している。ロッテから見れば、いつか追い付き、逆転できるという自信を持てたのではないか。

 ただ、7回に甲斐がバッテリーミスを突いて本塁を狙った場面や9回は「紙一重」だった。送球が少しでもそれていたら結果は違った。今のロッテはミスをしない。攻撃も投手も守備も粘り強いということ。だから勢いに乗っている。逆にいえば、ソフトバンクにそういう粘りが欲しい。

 モイネロは真っすぐのスピード、切れは十分。後はカーブ、チェンジアップの制球がついてくればいいのではないか。森も含めて明るい材料だ。ロッテ3連戦で一つも勝てなかったのは大誤算だが、先を見すぎず一つ一つ勝っていくしかない。(西日本スポーツ評論家)

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