続くのか?儲かるのか? 懐疑的な声に「2004年もそうでした」堀江貴文氏が語る新球団の“勝算”

西日本スポーツ

 実業家の堀江貴文氏(48)が北九州市に設立したプロ野球の新球団「福岡北九州フェニックス」は、今年開幕した独立リーグ・ヤマエ久野九州アジアリーグへの加盟が承認され、17日、堀江氏らが北九州市内で会見した。共同オーナー、取締役として球団経営に関わる堀江氏は活動状況や資金繰り、今後のスケジュール、展望などを語った。

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 球団設立発表から約4カ月。加盟は10日に承認されたが、まだ監督も選手も決まっていない。会見に上下スエットで現れた堀江氏は、こう切り出した。「ゼロからのスタート。アイツ本当にできるんだろうかとか、いろいろ疑問があると思います」。ここから16分間の“独演会”。親交ある秋元康氏が手掛けたAKB48を引き合いに言った。

 「300人の劇場から始まって国民的アイドルになった。小さな独立リーグのチームがメジャーになる日も夢ではない」

 コロナ禍でリモートワークが普及したように、デジタルトランスフォーメーション(DX)が進んで余暇が増える中、プロスポーツの重要性も増す―。設立発表時にも述べた球団の意義を再度強調。「アイデアを迅速に実践し、駄目だったらやめる、うまくいったらどんどん進める。小回りが利く新球団ならでは」。途中経過を紹介した。

 サッカーJ1湘南や福岡、バスケットボールBリーグ、卓球Tリーグのチームも利用するサービスでトークン(デジタル権利証)を発行。クラウドファンディングと合わせ、約1200万円を集めた。支援者は近く行う球団ロゴ選定など運営にも関わる。現在はスポンサー集めに奔走中。初年度約1億円と見込む運営費は「見込みは立ちつつある」と自信を見せた。

 将来像として、近隣で野球熱の高い韓国、台湾との連携を挙げた。特に台湾の野球好きな経営者の出資意欲は高いと説明。「韓国、九州、台湾で12球団ぐらいできるんじゃないかとすら思う」。スポーツを対象にお金を賭けて予想する「スポーツベッティング」導入の可能性にまで言及。収益アップ、選手の待遇改善につなげたいという。

 懐疑的な声は耳に入っている。「何年続くかね、もうかんねえんじゃねーのとかいう声はむちゃくちゃ聞きますけど、2004年もそうでした」。旧ライブドア社長として球界参入を目指した当時を振り返って言う。

 「仙台なんかで球団つくったって客入るわけねーだろ、パの球団みんな赤字じゃねーかよとか、めちゃくちゃ言われましたけど今、どうですか」

 自身の役割はマーケティング、財務基盤の強化、アイデア出しと定義。「皆が気づいてないこと、こうなるだろうという予測のもとに私はやっている」。時代の寵児(ちょうじ)と言われた男は確信めいて言った。(森 淳)

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