J1福岡ラストプレーで不覚 4連勝も「クラブ新」も雨に消えた…

西日本スポーツ 末継 智章

 ◆明治安田生命J1第29節 湘南1-1福岡(18日、レモンガススタジアム平塚)

 アビスパ福岡はアウェーで湘南に引き分け、連勝が3で止まった。前半30分にファンマ(30)がPKを決めて先制したが、後半ロスタイム終了寸前に追い付かれ、クラブJ1記録の4試合連続無失点は逃した。勝ち点43で9位。サガン鳥栖と大分トリニータの九州ダービーは0-0の引き分けで、鳥栖は勝ち点51で5位に後退した。大分は同21で19位。

ファンマPK弾

 最後の最後に「新記録」が幻と消えた。目安の6分を超えた後半ロスタイム。クロスボールを湘南の大橋に頭で合わされて痛恨の失点。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるチェックでも判定は覆らず、クラブのJ1記録(3試合)を更新する4試合連続無失点を逃すと、直後に試合が終わった。

 抗議も実らなかった福岡イレブンは、試合後に強まった雨に打たれて引き揚げる。長谷部監督は「勝たなければいけない試合で引き分けてしまった」と肩を落とした。

 最後のワンプレーを除いては、得意の「1-0」に持ち込んでいた。GK村上が前半10分、同16分とゴール前でのシュートを止めるビッグセーブ。前半の飲水タイムで丁寧にパスをつなぐ意識を再確認すると、直後の攻撃で金森のシュートが相手の腕に当たってPKを獲得。ファンマがゴールマウスのど真ん中に決めて先制した。

 前節の鹿島戦も先制したのは飲水タイムの直後。守勢に回っても試合中に選手同士で話し合い、攻守の連係を立て直す自慢の修正力を発揮していた。「シュートを打たれた場面もあったけど、どうにか抑えていた」と長谷部監督。だからこそ残留争いに巻き込まれている相手の執念に屈した最後の場面を悔やんだ。

中村が負傷交代

 8月22日の名古屋戦の途中から400分連続無失点はクラブJ1最長記録を更新。時折激しく降る雨の影響でボールコントロールに苦労し、連勝の立役者だったボランチの中村が脚の違和感で前半途中に交代するアクシデントに見舞われても、4戦負けなしだ。それでも主将の前は「勝ち点1を取れたという思いはない」と首を振った。残留ではなく、1桁順位を見据える福岡。この引き分けを苦い教訓として受け止める。(末継智章)

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