西武は「散り散り状態」 今季最多タイの借金11

西日本スポーツ 喜瀬 雅則

 ◆オリックス4-1西武(19日、京セラドーム大阪)

 個々の能力が高く、さらに、それぞれの個性も強いのが、西武というチームの特徴だろう。ただそれが、優勝どころかAクラス争いからも脱落して、チーム全体の大目標がなくなると、それぞれの強いベクトルが別の方を向いてしまい、バラバラになってしまう…。今の西武はまさしく、そんな“散り散り状態”だ。

 「今のチーム状態を考えると、あとは気持ちだから、そこで淡泊になってしまうのか、執念で食らいついて、どうにかしていくのか。もうちょっと強い気持ちを持っていかないとね」。3連敗、今季最多タイの借金11で5位。苦しい現状の中で、辻監督が強調したのは“気力”だった。

 4回に中村の12号ソロで先制して迎えた5回、1失点で踏ん張っていた先発の渡辺が伏見への危険球で退場となった。この回は無死一、二塁のピンチをしのいだものの、救援陣が踏ん張れずに逆転負け。打線も5回以降は単打2本だけ。守備中にファウルチップを右手に受けた森は、辻監督によると「バットが強く握れない」と9回に代打が送られるなど、まさに弱り目にたたり目だ。

 20日にも自力でのCS出場が消滅する可能性がある。辻監督が率いてからの過去4年、リーグ連覇を含めて、一度もBクラスのない西武だが、逆襲への兆しすら感じられない現状が、何とも寂しすぎる。(喜瀬雅則)

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