福工大の1年生捕手が今季初勝利の原動力 「3年後のドラフト」を目標に初アーチ含む3安打3打点

西日本スポーツ 前田 泰子

 ◆福岡六大学野球秋季リーグ 九共大2-9福工大(20日、九産大野球場)

 福岡六大学野球の秋季リーグ戦(西日本新聞社後援)は20日、第3週第3日の1試合があり、今週から参加した福工大が九共大に9-2の7回コールドで快勝し、今季2試合目で初勝利を挙げた。部員に新型コロナウイルス感染者が出たことなどもあり、第2週まで試合出場を辞退(不戦敗)した福工大は、今季から正捕手で起用されている誉田貴之(1年・福岡工大城東)がリーグ戦初アーチを含む長打3本で3打点と活躍した。第3週を終えて6戦全勝の九産大が首位、今季初黒星で5勝1敗となった九共大が2位で追う展開となった。

   ◇    ◇

 1年生の活躍が、コールドでの今季初勝利の原動力となった。「7番捕手」の誉田が全て長打の3安打3打点に加え、守備でも3投手を好リード。「1年生で出してもらっている。チームを引っ張っていかないと」と気迫をみなぎらせた。

 下級生らしく伸び伸びと打ちまくった。2回に四球を選び、4回は左越えの二塁打。5回に中越えの適時三塁打を放つと、7回は右翼ポール際へリーグ戦1号の2ランを運んだ。「振り遅れたと思ったけど、いい感じで当たった。まさかあそこでホームランが打てるとは思わなかった」。単打が出ていれば、サイクル安打の活躍だった。

 遠投110メートルで二塁送球タイムが1・8秒の強肩捕手として、福岡工大城東高時代から注目を集めた。昨夏は甲子園での「プロ志望高校生合同練習会」に参加。福岡大大濠高からオリックスにドラフト1位で入団した山下舜平大とバッテリーを組み、打撃でも長打を放ったが、昨秋のドラフト会議で指名はなかった。

 「打てる捕手を目指します。3年後にドラフトにかかるように頑張る」。プロ入りを見据える誉田を、山本監督は今春リーグ戦4試合でスタメン起用。今秋は正捕手に据えた。2年前まで福岡工大城東高の指揮を執っており「高校でも指導したので、配球の考え方も全部伝えてある」と全幅の信頼を寄せる。

 部員に新型コロナウイルス陽性者が出たこともあって出場辞退した第2週まで不戦敗で、4敗からのスタート。それでも九共大に快勝してムードは上がった。「みんな試合ができる楽しさを感じてプレーしている。優勝は難しい位置にいるが、リーグを面白くしたい」。山本監督は次週の九産大戦を見据えた。(前田泰子)

   ×    ×

 ◆誉田貴之(ほんだ・たかゆき)2002年9月15日生まれ。福岡市出身。板付小3年のときに軟式の「博多レッドキッズ」で野球を始め、板付中時代は硬式の「筑紫エンデバーズ」で捕手。福岡工大城東高では2年夏に福岡大会5回戦で敗退。同秋は福岡大会で準優勝し、九州大会の初戦で沖縄尚学高に敗れた。3年夏は福岡県の独自大会の福岡地区で8強。今春リーグ戦は4試合にスタメン出場した。178センチ、84キロ。右投げ右打ち。

PR

大学野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング