福岡・飯塚高の191センチ右腕・白浜快起 同じ誕生日の大谷翔平を目指して

西日本スポーツ

 九州の高校球児情報に精通したアマ野球ウオッチャー「トマスさん」が、丹念な取材でリストアップした好選手を紹介する「特命リポート」-。今回は福岡・飯塚の白浜快起(2年)をピックアップします。小学6年生で既に180センチを超えていた大型投手は順調に成長。まずは今秋の九州大会を目指し、県内世代ナンバーワン右腕としての評価を勝ち取る。

■投手・2年

 やはり「本物」だった。思っていた通り、スケールの大きな右腕に成長した姿を目にし、追いかけてきたかいがあったとしみじみ感じた。

 今秋の福岡大若葉との練習試合。191センチの白浜がゆっくりとしたフォームから8割の力で投げ込む伸びのある速球はこの日最速140キロをマークした。カウント狙いの120キロ後半のスライダー、三振を狙いにいく130キロ前半のスライダーを使い分け、4回で5奪三振。そのうち2三振は3日前に覚えたばかりのフォークで奪う器用な一面ものぞかせた。

 昨年の黄金週間ごろ、九州の逸材に詳しい熊本の知人から「広島の軟式野球部出身で、身長が190センチ以上ある右腕が飯塚に入学しましたよ」と情報を得ていた。それが白浜だった。

 その年の10月24日、福岡県田川市市民球場で行われた1年生大会の希望が丘戦で初観戦した。8回1/3を11奪三振でチームを勝利に導いた。その投球を見て県内世代ナンバーワン右腕の素材と確信する一方、体の使い方の面では長身特有のバランスの悪さも感じられた。

 それが今年3月の宇部鴻城(山口)との練習試合では、ぎこちなさも消え、けん制やフィールディングも軽快。その後も観戦ごとに自信がプレーに表れていた。威風堂々とした威圧感が増していき、「動ける」から「俊敏」になってきた。そして「本物」と確信したのが福岡大若葉戦だった。

 「目立つし、注目されますし、投手にとって有利」と、身長の高さを強みとして生かす意識も高い。最速は145キロ。2種類のスライダーとカーブに覚えたばかりのフォークが持ち球だ。課題には下半身のバランスのさらなる強化を挙げる。タイヤ引きなどで下半身を鍛え上げ、球速150キロを目指している。

 大好きな選手に誕生日の月日が同じで、投打二刀流の大谷翔平(エンゼルス)を挙げるように、打撃でも背骨が折れそうなフルスイングが魅力だ。4番を打ち、福岡大若葉との練習試合では120メートル弾を打ち込んだポテンシャルの持ち主。直近の目標は、来春の選抜出場というよりも、まずは目の前の九州大会出場という。こつこつと努力を重ねる堅実な白浜らしい。

   ×    ×

 ◆トマスさん 趣味のアマ野球観戦は通常の年は年間約200試合に上り、高校野球が8割を占める。取材範囲は福岡を中心に九州一円に及び、豊富な情報量にはプロのスカウトや新聞記者も一目置く。1992年夏の西日本短大付が最後となっている福岡勢の甲子園制覇を願ってやまない。ペンネームの「トマス」はスパニッシュネームだとか。

PR

高校野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング