「奇跡」の大逆転Vなるかソフトバンク 3番栗原、4番柳田、5番デスパで8月以来の3連勝

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ロッテ0-5ソフトバンク(23日、ZOZOマリンスタジアム)

 強いソフトバンクが戻ってきた。4番柳田が先制ソロ、3番栗原も中盤で引き離すソロを放ち、終盤には5番デスパイネの適時打で加点し、首位ロッテを2連戦で連破して3連勝。カード勝ち越しは5カードぶりだ。クリーンアップの打順を組み替えてから3連勝と勢いが出てきた。24日からは福岡に戻って6位日本ハム、5位西武とそれぞれ3連戦。もう負けられない。

今季初3戦連続2桁安打

 「奇跡」を呼ぶクリーンアップが3連勝を導いた。口火を切ったのは4番の柳田だ。2回、先頭で土肥の高め直球を豪快に振り抜いた打球はバックスクリーンに飛び込んだ。オリックス杉本に並びリーグトップとなる27号ソロで幸先よく先制した。

 「とにかく丁寧に打つことだけを考えて打席に入った」。ロッテの先発予定だった佐々木朗が腰の張りで急きょ登板回避し、代役は2年ぶりの1軍登板となった左腕の土肥だった。2017~19年でチームとしての対戦は5度と、ほぼ「初物」の相手に強烈な先制パンチを見舞うと、勢いづいた打線は一挙3点を奪った。

 3番に座る栗原も黙っていない。5回1死で鈴木のツーシームを右中間席に突き刺した。2試合ぶりの16号ソロでリードを4点に広げ、「試合の中盤で効果的な追加点を取ることができた」。7回1死一、二塁では5番デスパイネがハーマンのカットボールを中前に運び、1点を追加。3試合連続の打点に「チャンスだったので絶対にランナーをかえそうと気合が入ったよ」と笑みを浮かべた。

 クリーンアップがそろって打点を挙げたのは8月18日の楽天戦以来、今季8度目で、マルチ安打のそろい踏みは初めてだ。この顔ぶれになった9月20日の楽天戦から一気に3連勝。その間にチームが挙げた14得点のうち、3人で9打点をたたき出している。この日は中軸に引っ張られるようにチームも14安打を放ち、こちらも今季初の3試合連続2桁安打となった。

 後半戦は3番柳田、4番栗原、5番デスパイネが基本線だった。3、4番を入れ替えるだけの「微修正」がチームのつながりを引き出している。工藤監督も「(打線は)よくなっていると思う。みんなもそこでチャンスができたら、『あ、得点』という意気込みで打席に入ってくれている」と手応えを強調する。

 3連勝は8月13~18日に記録(1引き分け含む)して以来で、カード勝ち越しも9月3~5日のオリックス3連戦以来、5カードぶりだ。首位ロッテと7ゲーム差、3位楽天とは2ゲーム差とじわりと接近。24日からは福岡に戻って6位日本ハム、5位西武とそれぞれ3連戦に臨む。

 取りこぼしが許されない中、工藤監督は「どのチームでも一戦必勝という思いでやっていく。とにかく全力で、これ以上体が動かないというところまで頑張っていければ」と猛反撃への号令を出した。大逆転劇に向けた追い風が生まれつつある。(長浜幸治)

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