ソフトバンクショック 森、モイネロ3年ぶりW被弾

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆ソフトバンク1-4日本ハム(24日、ペイペイドーム)

 ダメージ大の黒星で、ソフトバンクの連勝が「3」で止まった。1点を追う8回にモイネロが近藤にソロを浴び、甲斐の10号ソロで反撃した直後の9回は抑えの森が清水に2ランを被弾。2人の「W(ダブル)被弾」は2018年7月10日以来。プロ初先発の杉山は5回をR・ロドリゲスのソロによる1失点と踏ん張ったが、全て一発による4失点で最下位日本ハムに完敗し、3位楽天との差は再び3ゲームに開いた。

9月日本ハムに3敗1分け

 勝負手は2イニング連続で裏目に出た。1点を追う9回2死三塁。森が顔をゆがめた。2ボールからの3球目。清水に真ん中高めの甘い直球を振り抜かれ、痛恨の2ランを左翼席に運ばれた。3点ビハインドとなったチームに反撃する力は残っていなかった。

 負けている展開でのストッパー投入。「1点取ったので、9回に森君に行ってもらうことになった」。工藤監督が明かすように、8回に甲斐のソロで1点差に追い上げた。これで高まった逆転の機運を、2番から始まる9回の攻撃につなげることはできなかった。

 ダメージの大きな黒星にはもう一つの理由もあった。8回に投入したモイネロも近藤にソロを浴び、2点差に広げられた。5月12日ロッテ戦以来、約4カ月半ぶりの失点。森との最強コンビの「W被弾」は2018年7月10日の日本ハム戦以来、3年ぶりだった。

 「彼らが打たれて負ける分にはしょうがない。彼らだって、打たれるときもあります」。工藤監督は変わらぬ信頼を口にした。2人が8回からの2イニングを締めた20日の楽天戦から3連勝。その連勝は止まったものの、最終盤を託す信頼は揺らがなかった。

 もっとも、最下位に沈む日本ハムのチーム本塁打は、試合前時点で12球団最少の59本。プロ初先発で好投した杉山も5回にR・ロドリゲスに先制ソロを許すなど、非力な打線に3発で4点を奪われた。特に「奇跡」の土台となるべき2人の被弾のショックは大きい。

 日本ハムには前回対戦した10日からの札幌3連戦で2敗1分け。カード初戦で3点リードを守り切れずに引き分けたことが響いた。チームは2戦目から今季ワーストに並ぶ5連敗(1分け挟む)を喫しただけに、本拠地福岡では同じ失敗を繰り返したくなかった。

 試合前の工藤監督は「3連戦で今日が一番大事」と口にしていたが、計算通りに白星を手にすることはできなかった。オリックスに勝った3位楽天とは再び3ゲーム差に拡大。「まずは明日。明日、取り返すということ」。残り24試合。敗戦を嘆いている暇はない。(鎌田真一郎)

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