栗原大台20本見えた! 「効果ある本塁打打ってくれている」工藤監督

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ◆ソフトバンク4-2日本ハム(25日、ペイペイドーム)

 試合前練習中、工藤監督に「きょうは走ります」と宣言していた栗原が、悠々とダイヤモンドを一周した。初回2死。1ボールからバーヘイゲンの高めに浮いた152キロ直球を、迷いなく振り抜いた。「真っすぐを自分のスイングで捉えることができた」。弾丸ライナーは、右翼テラス席に飛び込んだ。

 勝利を呼び込んだ先制17号ソロを、工藤監督も「最初の1点が大きかった。(快走を)楽しみにしていたけど、ゆっくり走ってましたね。速く走る場面がなかった」と喜んだ。前夜は日本ハムに先制され、打線は1得点で敗戦。自身も無安打に終わり連勝ストップの責任を感じていた栗原は「きょうは(石川)柊太さんに勝ちをつけられるように援護できれば」との言葉通り、試合開始早々に石川をアシストした。

 今季120試合目で、本塁打数は昨季の自己最多に並んだ。143試合に換算すれば、20本の大台に乗るペースだ。主力に定着して2年目で、今季はここまで全試合に出場。8月は月間打率3割7分をマークしながら、9月は同2割6厘と苦しむが、今月のアーチ数は柳田と並ぶ4本を記録している。

 工藤監督も「効果のある本塁打を打ってくれているし、しっかりといい働きができている」と話すように、20日の楽天戦では田中将から逆転2ランを放つなど、その勝負強さは際立っている。指揮官は「時々、力が入りすぎたりしているけど、そういうのも本人の中で(対応しながら)やってくれているので、いい感じかな」と、東京五輪にも出場した25歳の成長を頼もしげに見つめる。

 開幕9試合目からクリーンアップを任され続けている栗原は「大事な試合が続くので、チーム一丸となって頑張っていきます」と奇跡へ向けて打線をけん引する覚悟だ。(伊藤瀬里加)

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