将来はプロデュースの仕事に挑戦を HKT48田中美久インタビュー㊦ (2ページ目)

西日本新聞 古川 泰裕

折れずに続けられた、自分をほめたい

 -苦しい時期を一緒に背負ったのは松岡はなさん。

 「はなは、さしこちゃんがいる時代は、私でも思うくらい赤ちゃんというかピュア。か弱いイメージでしたね。すぐ泣いちゃうし。でも、さしこちゃんが卒業してから、はなが泣いているところを全然見なくて。年齢も上の方なので、最近は割と落ち着いたお姉さんという感じ。なんだろうな…多分はなは自分のことを頑張るというより、HKT全体のことについて考えていることが多いと思うし、そうしているんだろうなって思うから…自分のことをもっと大事に考えてほしいなって思います」

 -2021年5月15日に宮脇さんと矢吹さんがHKTに復帰。2人が渡韓し、指原さんの卒業もあったこの2年半はどんな期間だったか。

 「うわー…まとめると、大人へと変わっていける環境だったし、成長できたと思う2年半でしたね。濃かったです、めちゃめちゃ。でも、全部どっちに転んでもおかしくない2年半だったと思うんですよ。折れて駄目になるか、さらに成長できるかのどっちかだったので。そこでやっぱり、メンバーや周りの方がたくさん支えてくれて、自分も折れずに続けられたので…自分をほめたい(笑)。周囲のおかげで頑張れた2年半だったと思います、本当に」

 -いろんなことを考えることも増えたのでは。

 「そうですね。今までも1人で何かしら考えていたんですけど、自分のことよりもHKTのことを考える時間が多くて。それがアイドルとして、今までの自分の中にあまりなかった。そういう部分で成長したな、変わったなって思いました」

 -周囲をよく見ることで改めて自分のことも見えるようになったのでは。

 「私はやりたいなって思っていることでも、客観的に見たとき、私がやりたいというより後輩にもっと寄せた方がいいかもしれないとか、そういうことを考えるようになったことに気づきました。グループ全体で考えた方が自分にもHKTにもプラスになると思うから。自分の立ち位置について、改めて実感した気がします」

2021年5月29日、「生意気リップス」を披露するなこみくⓒMercury

 -6月19日に宮脇さんの卒業コンサート。指原さん、宮脇さん、兒玉さんがそろった。

 「本当に特別でしたね。踊っていて泣きそうになっちゃいました。昔の自分に戻りそうでした。ちょっと子どもに戻ったけど、パフォーマンスとか『駄目だ、ちゃんとしなきゃ』って思って、ちょっと一歩引いた感じで見ていました」

 -3期生のみくりんに戻るというか。

 「本当に。いつまでたってもお姉ちゃんだな、と思いながら」

 -HKTとして一つの時代が終わったシーン。

 「その場面に自分もいられてうれしかった」

卒業するときに後輩が大変な思いをしないように

 -3期生としてキャリアも豊富だが年齢はまだ20歳。今後はどういうビジョンを描く?

 「20歳になった時の目標が『自立した女性になりたい』。10代はどこか甘えたところがあるし、もともと抜けたところが多いっていうのもあるので(笑)。まあ、でも、20歳になって、ちゃんとHKTもドシッと引っ張っていけるような自立した女性になりたいと思うので。積極的に今まで以上に頑張りたいという気持ちもあるんですけど、HKTの今後を考えたとき、自分はまだ若いけどいつかは卒業が来るじゃないですか。そうなったとき、後輩たちが負担に思わないようなHKTの時代をつくっていきたいと思う。周りの先輩方が卒業していったとき、自分はすごくつらかったので…。でもその分、指原さんもHKTに注目してもらえる機会をつくってくださったりしたので、自分が卒業するときに後輩が大変な思いをしないように、新規のHKTを応援してくださる方、知ってくださる方を、もっと広げていきたいっていう気持ちはあります」

 -いつか来る卒業だが「近づいている」という実感はどれくらいある?

 「今後のプランはちょっと曖昧だから、いつとかは考えていないんですけど、いつでも卒業しても大丈夫なような道はつくっておきたいなって思っているから…。『じゃあ1カ月後に卒業します』ってなっても、大丈夫な心構えはしています。いつ卒業しても後悔しないようにしておこうと」

 -今後HKTにとってどんな存在になりたいか。

 「自分はやっぱりHKTの先頭を突っ走っていけるような存在になりたい。HKTの顔になりたいという気持ちは昔からあって『HKTって田中美久ちゃんがいるところだ』って言ってもらえるようになりたい。写真集だったり、ソロコンサートだったり、一つ一つ目標は達成できていっているんですけど、HKTの単独センターに一度はなりたいなっていう気持ちが大きいです。1回は、いつかなれたらなっていう気持ちでいます。シングルで単独センターは経験がないので、自分の代表曲っていうものを、HKTの中で一つ欲しいなって思っています」

 -将来目指すものは?

 「めちゃめちゃ考えますね。自分には何が合っているんだろうとか、いろいろ考えるんですけど…。私けっこう、誰かをプロデュースすることも好きで。芸能活動だけにこだわっていなくて、裏で誰かを支えることも全然アリだと思っているから、誰かをプロデュースするお仕事だったり、やっぱり俳優だったりとか…。幅広くいろんなことに挑戦させていただく機会が増えていて、いろんなことが好きだなって思ったので、これから見つけていけたらと思います」

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