松本が11戦16イニング無失点、工藤監督「存在大きい」

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ◆ソフトバンク4-1日本ハム(26日、ペイペイドーム)

 好調の右腕が勝利をたぐり寄せた。1点を追う6回、松本が2番手としてマウンドへ。1死一塁とし、前の打席で本塁打を放った4番近藤を迎えた。「強く振れているので、外のコースを大事にした」。変化球2球で追い込み、最後の外角への148キロ直球には反応すらさせなかった。「特別意識せずに、だけど丁寧に勝負できた結果」と3球三振。続く高浜は空振り三振に仕留めた。

 追い付いた直後の7回も無失点。引き揚げる際、「なんとなく雰囲気があった」と感じたこの回先頭のリチャードに「打ってくれ」と声を掛けると、決勝ソロが飛び出した。2回1安打無失点、4奪三振の好投で前回登板した20日の楽天戦に続く自身2連勝。今季3勝目を「自分の思ったボールが投げられた」と振り返った。

 これで11試合、計16イニング無失点。「今は投球フォームがしっくりきて、継続することができている」と手応えを口にする。東京五輪による中断期間は軸足の右足に重点を置いてフォームを模索していた。だが、後半戦に入って「気まぐれでひらめいた」と踏み込む左足への意識を強めてみると、今の自分に最適な形が見えてきたという。

 戦列を離れていたモイネロ、森が復帰し、岩崎と合わせて7~9回が固定された。その中で松本は先発と「勝利の方程式」をつなぐ役割を担う。工藤監督も「これからは間隔を短くして投げないといけない投手もいる中で、松本君が中に1人いるだけで7、8、9回とつないでいける。投手陣にとって彼の存在は非常に大きいと思います」と厚い信頼を寄せる。

 松本自身も役割を理解している。「先発投手が早い回で降りた時、どうやって後ろの2人や7回の岩崎さんにつなぐか。自分が投げる時はしっかり複数イニングを投げてチームに貢献しないといけない」。8月に第1子となる長男が誕生し、2勝目を挙げた楽天戦後はウイニングボールと子どもを一緒に写真に収めた。頼もしい新米パパは、チームも家庭も支えていく。(伊藤瀬里加)

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