日本人初、アメフト世界最高峰のNFL入りへ「人生最大のチャンス」25歳の代表主将がつかんだ挑戦権

西日本スポーツ 西口 憲一

 アメリカンフットボールの日本代表WRの近江克仁(25)が日本選手初となる米プロフットボールのNFL選手という夢に向かって大きな一歩を踏み出す。

 10月12日にロンドンで開催されるNFLの評価テスト「インターナショナルコンバイン」に招待されたもの。今年発足した欧州のプロリーグELFでのプレーが認められ「人生最大のチャンスを何としてもモノにしたい」と意気込んでいる。

 今回は欧州を中心に44人が招待され、能力が認められた選手はNFLの「海外選手パスウエー・プログラム」に参加できる。近江によると「そのうちの15人が来春に米フロリダ州で行われるNFL国際選手枠のキャンプに参加できる」といい、ここから数人がNFLと契約できる可能性がある。

 近江は立命大で学生日本一に輝き、2018年からプレーしたIBMではXリーグ屈指のWRとして活躍。20年には5年ぶりに編成された日本代表の主将を務め、米国で行われたNFL予備軍が参加するプロリーグTSL選抜との試合でTDをマークした。その後はNFLを目指し、今年6月からは欧州リーグのライプチヒ(ドイツ)に加入。リーグ戦では計17回捕球し、1回平均約10ヤードのトータル163ヤードを獲得した。

 NFLの登竜門といわれるカナダのプロフットボールCFLドラフトでは指名濃厚とみられながら、漏れた悔しさも糧に欧州の地で奮闘。「NFLへのルートはCFLからだけではない。いろんな挑戦の形がある」と欧州リーグのチームと自力で交渉するなど“未知の世界”に気後れすることなく、正々堂々と立ち向かっている。「クイックネスと勝負強さ」を自らのストロングポイントと言い切る近江の最大の強みは不屈のフロンティア精神に他ならない。(西口憲一)

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