ソフトバンク大逆転へ大勝負、千賀に中4日プラン

西日本スポーツ

 ソフトバンクの千賀滉大投手(28)が、自身2年ぶりの「中4日」を解禁する可能性があることが27日分かった。28日の西武戦(ペイペイドーム)に中5日で先発し、その後10月3日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に回る「ウルトラC」プランだ。チームは2カード連続で勝ち越しを決め、3位楽天とは1・5ゲーム差。ほかの先発陣も中5日でフル回転させる方針で、まずはチーム一丸でクライマックスシリーズ(CS)進出をもぎ取る構えだ。

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 エースが粉骨砕身の覚悟を示した。ペイペイドームで行われた先発投手練習に参加し、引き締まった表情でキャッチボールなどをこなした千賀はきっぱり言い切った。

 「別に(シーズンは)あとちょっとなので。(体の)ケアも何もない。(短い間隔でも)投げようと思えば投げられる」

 後半戦は6試合に登板して5勝1敗、防御率1・27と圧巻の投球を続けるエースのフル回転は、さらなる巻き返しを狙うチームにとって最後の切り札だ。

 28日のカード初戦は今季2戦2勝、14イニング無失点と好相性を誇る西武戦に今季3度目の中5日で臨む。その後は今季初で自身2度目となる中4日で、10月3日のオリックス戦へ向かう可能性が高い。そのまま週末でローテを回ればオリックス、ロッテ、楽天といずれも上位チームとの対戦にはまっていく。

 千賀にとって唯一の中4日登板は2019年9月24日、シーズン141試合目の楽天戦だった。西武の優勝マジック2で迎えた一戦で6回2失点(自責0)と力投したが敗戦投手となり、その日に勝利した西武の優勝が決まった。

 工藤ホークスとして中4日で先発をマウンドに送るのも、その時以来だ。同年5月3日の楽天戦に武田が中1日で投げたが、これは前回登板時の2回に危険球退場したことを受けたもの。20年8月の同戦に中2日で先発した笠谷はショートスターターとして3回で降板した。今回の千賀とは意味合いがまったく違う。

 先発陣のフル回転は千賀だけではない。東浜、和田ら実績ある先発陣が不在なこともあり、27日の先発投手練習に参加したマルティネス、杉山、石川らも間隔を詰める見通しだ。工藤監督は26日の日本ハム戦の試合前に「誰か1人、2人が(中5日登板を)して、ほかはしないというのはよくない。今は千賀がやってる、マルちゃん(マルティネス)がやってる。ほかの投手は中6日、ではローテは組めない。誰かがやるならみんながやらないと」と言及。シーズン最終盤の「勝負手発動」を示唆した。

 シーズンが10月24日に終了すれば、CSファーストステージが始まる11月6日まで2週間ほど期間が空くことになる。激しさを増すCS争い、奇跡の逆転Vに向け、頼れるエースは短い言葉に決意を込めた。「チームが勝てるように投げる。それだけ」。9月28日から3週連続の6連戦に臨むチームを投球で、背中で鼓舞する覚悟が満ちていた。

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