プロ16年目、初めてスタンドで練習を眺めた松田宣浩 その感想に思わずフフッ

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆ソフトバンク9-0西武(29日、ペイペイドーム)

 ソフトバンク松田が3回に浜屋から今季13号2ランを放ち、通算300本塁打を達成した。プロ野球44人目、球団では5人目。初本塁打は06年4月22日のオリックス戦で松村から。

【メモ帳から】

 長引くコロナ禍で、今春キャンプは初めて全期間、無観客で行われた。初の日曜日だった2月7日。松田はサブグラウンドでの特守前、グラブを持ったまま急にメイン球場のスタンドへ向かった。「日曜日なんて信じられんよね」。座席に腰を下ろし、つぶやいた。

 スタンドから練習を見るのは、もちろん初めて。「ホームランて、やっぱすごいね」。チームメートの打球に見とれると、寂しげだった声も徐々に弾む。「こんなに声って聞こえるもんなの?」。「あなたのは、もっと聞こえますよ」とは言わなかったけど、その驚きぶりに笑いをこらえた。

 実はシャイでファンの視線には人一倍敏感。グラウンドに飛び出す前は、鏡の前で全身の身だしなみをチェックしてスイッチオン。人前でこそ本領を発揮するプロの野球選手にしてエンターテイナーがたどり着いた金字塔だ。(鎌田真一郎)

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