記者も困惑、何が見えているのか? 松田宣浩の独特すぎる「視野」

西日本スポーツ 森 淳

 ◆ソフトバンク9-0西武(29日、ペイペイドーム)

 ソフトバンク松田が3回に浜屋から今季13号2ランを放ち、通算300本塁打を達成した。プロ野球44人目、球団では5人目。初本塁打は06年4月22日のオリックス戦で松村から。

【メモ帳から】

 交流戦が終わって戦いも中盤戦、松田は波に乗れずにいた。なお続くコロナ禍。電話で世間話をした。「体は元気なんです。体は元気なんやけどね」。声が憂いの色を帯びていた。何とも言えない気持ちで聞いていたら「お客さんおらんから、スタンドのどこに視線を持ってっていいか、分からんかったわ」と言う。

 ??? ファンサービスではなく、プレーの話をしている口ぶりだ。確かに当時のホームゲームは緊急事態宣言下、球団独自の判断で無観客だったが…。そう言えば、妙に目ざといところがある。スタンドで関係者を取材していたら、試合後によく「どこ行ってたんすか?」と聞かれて驚いた。バックネット裏ならともかく、どれだけ内野席の奥の方でも、だ。もちろん大入りの頃の話である。

 焦点を合わせる「中心視野」の外側の「周辺視野」もスポーツの視覚に影響が大きいことは知られている。言わずと知れたお祭り男。“客が入ると打つ”と半ばオカルト的に語られることも多いが、有観客・無観客による視界の変化は松田のパフォーマンスにどう影響するか。誰か研究…しないかな。(森 淳)

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