デスパイネ「いい感じ」打率1割台が急上昇

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆ソフトバンク7-8西武(30日、ペイペイドーム)

 今季最長タイだったチームの連勝が「4」で止まり、一塁ベース上からベンチに引き揚げるデスパイネはうつむいていた。最終盤の試合の重みを痛感しているからこそだ。1点を追う9回も先頭で平良から中前打を放ち、最後まで西武の脅威であり続けた。

 絶好調のバットは期待通りだ。2点差に追い上げた直後の5回2死二、三塁。松本のカットボールを見逃さず、低い弾道で右中間テラス席へ突き刺した。一時逆転となる6号3ランに「チャンスで回ってきて、絶対にランナーをかえそうと思った」と胸を張った。

 1点リードの7回にも快音を奏でた。1死一、三塁で森脇のフォークボールをきっちり捉えて左前へ運ぶ適時打。「チャンスでつないでもらい、期待に応えることができてよかった」。9回の安打と合わせて、今季4度目となる1試合3安打以上をマークだ。

 今季自己最多の1試合4打点。12試合連続安打で、4試合連続打点とした。秋口に入り上昇一途のバットは直近の9試合に限れば打率4割3分8厘で、14打点、3本塁打。一時は1割台だった打率も2割7分1厘とし、上位を追うチームの原動力となる。

 同じく好調を維持する栗原と柳田の後にどっかりと座って、頼もしく走者をかえす光景はこの日も繰り広げられた。工藤監督も「デスパイネがいい感じでずっと打ってくれている。走者がいれば見ている皆さんにも期待が高まる。そこはできている」と手応えを隠さない。

 誰よりもチームの勝利にこだわる男だけに、敗戦の悔しさをかみしめたが、下を向き続けることはない。常に口にする言葉は「過去のことは過去。次の試合に向けて」。残り19試合のレギュラーシーズンも前だけを見据え、バットを振る。(山田孝人)

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