オリに5年ぶり屈辱のソフトバンク…5年連続日本一の望みつなぐには

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆オリックス3-0ソフトバンク(3日、京セラドーム大阪)

 リーグ連覇へのわずかな望みを懸けて乗り込んだ大阪の地で無残な返り討ちにあった。ソフトバンクが首位オリックスに3タテを食らった。エース千賀滉大投手(28)が中4日で先発した背水の陣は3安打で零封負け。3連戦で1得点しか奪えなかった。首位とは8ゲーム差と絶望的。ロッテに敗れた3位楽天との3ゲーム差が開かなかったのが唯一の救いだ。5日から本拠地で楽天と2連戦。5年連続日本一への望みをつなぐためにも負けられない。

   ◇   ◇

 エースの中4日も実らなかった。2回、千賀が杉本に投げた2球目だ。この試合最速159キロをコンパクトに捉えられると、右方向の打球はフェンスオーバー。剛腕の表情に動揺がにじむのも当然だ。これが今季10試合目の登板で浴びた、初めての本塁打だった。

 4回、5回にも1点ずつ失ったが「気持ちが切れることはなかった」と、6回まで93球を投げ3失点。「チームのために、もう少し粘りたかった」。2019年9月以来の中4日は「猛スパート」を加速させるための勝負手だった。託された使命を理解するからこそ、悔しさをにじませた。

 「中4日でよくいってくれた」と工藤監督は千賀をたたえたが、禁を解いたエースを打線が援護できなかった。「早い回で1点でも2点でも取れたら状況は変わったんだけどね」。前日2日、山本にわずか2安打で今季3度目の完封を許したダメージを引きずるかのように、竹安の前に6回まで1安打に封じられた。

 3点を追う9回、平野佳から三森が左前打を放ったが、捕手がボールをはじく隙を見て二進を試みるもタッチアウト(記録は盗塁死)。直後1死一、二塁と好機をつくり直したが、栗原が1-6-3の併殺に倒れ試合終了。3戦目はわずか3安打。3連戦で計1得点と勝機を見いだせなかった。

 チームは今季7度目の4連敗。オリックスに同一カード3連敗を喫するのは2016年8月以来となる。昨季まで7年連続で勝ち越していたオリックスとの対戦成績は10勝12敗1分け、ゲーム差は8まで開き、リーグ連覇は絶望的だ。

 前週は5勝1敗と4位からの「ミラクル」へ機運が高まったが、勝負を懸けた1週間は2勝4敗と黒星が二つも上回り、そのまま「借金2」としてのしかかった。「負けて『あぁ』となっても良いものは生まれない。反省は必要だけど、切り替えて。次に向けて自分に何ができるか考え、準備をして、試合に臨む。結果が悪ければ監督のせい、良ければ選手のおかげ。これが野球です。そう思ってやってくれればいい」

 残りは16試合。現実的な目標となるのは、3差で追う3位楽天を捉え、CS出場権を手に入れること。5日からはペイペイドームでその楽天と2連戦。5年連続日本一への望みをつなぐため、負けられない戦いが続く。(鎌田真一郎)

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