50周年でコース改修「世界基準」目指して 中九州CC(熊本県南関町)

西日本スポーツ 松田 達也

 昨秋に開業50周年を迎えた熊本県南関町の中九州カントリークラブ(CC)。歴史と伝統を大事にしながら、新たに「世界基準」をテーマに掲げて改革に取り組んでいる。壮大な思いに触れようと足を運んだコースは、さらなるイノベーションの息吹が随所に見受けられた。 (松田達也)

2番ホールのティーショット

 どこまで打っても大丈夫じゃないか。そんな感覚になった。2番ホールはミドルの416ヤード。阿蘇の山々を見渡す景色が気持ちいい。冷静に考えればそこまで飛ばす技術もないが、ドラコン推奨ホールということもあり、はやる気持ちが湧いてくるのも無理はない。

5番ホールのティーショット

 全体を通して、ティーショットを打つ前にコースを見渡すと広いフェアウエーが待ち受ける。367ヤード、ミドルの5番ホールでは右の木を越えていけばワンオンも狙えるほどで、飛距離に自信のあるゴルファーは挑戦心を駆り立てられそうだ。

8番ホールのティーショット

 山岳コースでもあるため、豪快な打ち上げや打ち下ろしが相次いで待ち受ける。歩くとアップダウンの繰り返しで足腰も鍛えられるが、カートの乗り入れが可能となっているため、そこまで苦痛には感じなかった。

10番ホールのティーショット

 コースの新たなテーマ「世界基準」について、一緒にラウンドした田中徳市社長に説明してもらった。昨年5月に就任し、まずはコースの改修に取り組んだという。2019年、競技規則のルール変更により、レッドペナルティーエリアの採用を重要視。距離の罰がない救済措置を導入することで、プレー進行を早めるのが狙いだ。

11番ホールのティーショット

 中九州CCでもルール変更に合わせてOBゾーンの白くいを赤くいに変える作業を進めた。今回、私もミスショットを赤くいに救われたケースが何度もあった。打ち直しがなければ、時間だけでなくスコアで助けられる部分も大きい。

 田中社長は、就任前に日本ゴルフツアー機構(JGTO)で参与などを務めていたこともあり「しっかりとルールに合わせたコースを」という思いが強かった。JGTO時代の人脈を生かし、専門の競技委員を招いてコースを全面的に確認して回った。見づらくなっていた部分の木を切り落とし、芝を整え、バンカーにも手を加えた。もともと定評のあった戦略的なコースがブラッシュアップされ、景観も広がった。まだまだ作業は道半ばだそうだが、リピーターにも好評という。

 創業時から変わらない、あふれる自然を大事にしながら、新たな乗用カートの導入などコース内外での挑戦を続ける。ともにハーフで「50」を切れなかった私のゴルフにも、イノベーションが必要かもしれない。

 

 ◆概要 開場は1970年11月。設計者は汐待久記。アウト3602ヤード。イン3344ヤード。

 ◆所在地 熊本県南関町下坂下4737

 ◆アクセス 福岡方面からは、九州自動車道の南関インターチェンジ(IC)から約15分。熊本方面からは菊水ICから約15分。

   ◆問い合わせ 0968(53)9111

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