マルティネス好投報われず…来日最多タイ11Kも魔の7回

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ◆ソフトバンク0-5楽天(6日、ペイペイドーム)

 孤軍奮闘を続けてきたマルティネスがついに力尽きた。0-1の7回だ。2死から炭谷、山崎剛に連打を浴びて招いた一、二塁のピンチ。それまで3三振と完璧に抑え込んでいた岡島に追い込んだ後の浮いたチェンジアップを痛打された。右中間フェンス直撃の2点二塁打で勝負を決定づける追加点を献上。ここで降板となった。

 「勝負どころでボールが甘くなってしまった。もう少し粘ることができれば」

 今季最多123球を投げ、6回2/3を9安打3失点、来日最多タイの11奪三振。16試合連続のクオリティースタート(先発で6回以上、3失点)を達成したが、打線の援護がない。今季4敗目を喫し、ベンチに引き揚げる表情は曇っていた。

 初回に1点を失った後は6回まで0で耐えた。150キロ超の直球にカットボール、チェンジアップもさえ、3回は1番から始まる好打順を3者連続三振。4回は1死一、三塁としたが、渡辺佳を空振り三振、続く辰己を投ゴロに抑えた。

 打線を鼓舞するかのように、ピンチをしのげばグラブをたたいて喜びを爆発させ、野手の好守に雄たけびを上げた。マウンドで勝利への気迫を前面に押し出した右腕は「甲斐はいつも通りいい仕事をしてくれたし、野手のみんなにも助けられた」と気丈に話した。

 自身3連勝と3年ぶり2度目の2桁勝利こそ逃したが、防御率1・79と安定感抜群の投球を続ける。千賀と並ぶホークス先発陣の柱の力投を、工藤監督も「悪くなかった。普段と一緒という感じには見えた」とねぎらった。逆転CSへ、変わらずフル回転が期待される。(伊藤瀬里加)

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