独立リーグ「火の国」の最速155キロ左腕、12球団から調査書 「師匠」は鷹の元守護神

西日本スポーツ 前田 泰子

 プロ野球のドラフト会議が11日、午後5時から東京都内で行われる。今年開幕したプロ野球独立リーグ、九州アジアリーグの火の国サラマンダーズで抑えとして活躍した石森大誠は12球団から調査書が届き、同リーグから初の指名を待つ。

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 ドラフトが近づくにつれ気持ちが高まってきた。「緊張とかはなく、ワクワクしかない」。今季創設されたばかりのプロ野球独立リーグ、九州アジアリーグからのドラフト第1号を目指す石森は「運命の日」が待ち遠しそうだ。

 今季は「守護神」としてリーグ戦36試合に抑えで登板し19セーブを挙げた。5月のソフトバンク3軍との練習試合で自己最速の155キロをマーク。力のある直球に決め球のフォークを使い36回1/3で63三振を奪った。「真っすぐには自信があります」。3球勝負にいく思い切りのいい投球が持ち味だ。

 「師匠」との出会いが転機となった。ソフトバンク、オリックスで182セーブを記録した馬原孝浩ピッチングGMが就任。トレーナーとしても豊富な知識を持つ馬原GMの指導を受けてメキメキ頭角を現した。毎日体幹を鍛え、メディシンボールを使ったトレーニングなどで、課題だった制球力がついた。それに伴ってメンタル面も変化。マウンドに自信を持って立てるようになった。そのほか試合前の調整やケアなど教わったことは数知れない。球速は大学時代の最速149キロから6キロアップ。「僕の野球人生で一番中身が詰まった1年だった」と充実のシーズンを振り返る。

 遊学館高(石川)で甲子園を経験したが、東北公益文科大では3年から野手と投手の「二刀流」だった。大学4年でプロ志望届を提出したが「1球団も調査書は届かなかった」。その2年後、12球団から調査書が来るまでに成長した。指名されれば九州アジアリーグの選手として、ドラフト指名の第1号。「チームができて1年目でプロにいけば、これから入る選手も変わってくると思う」。新しい道を開く開拓者としての使命も感じている。(前田泰子)

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