原子力学ぶ左腕がドラフト指名待つ 「大学院に行かないのは僕と2人」進路プロ一本

西日本スポーツ 前田 泰子

 プロ野球のドラフト会議が11日、午後5時から東京都内で行われる。九州大から初のプロ入りを目指す芦谷汰貴投手(23)は進路をプロ一本に絞って「運命の日」を待つ。

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 「九州大からプロを目指すことが自分の使命だと思ってきた。諦めずにやれば必ず夢は実現すると思っています」と吉報を信じている。芦谷は広島市出身で修道高のエースとして活躍。3年生の時、対戦相手の選手がその年のドラフト会議で福岡ソフトバンクに育成選手として指名を受けたことが刺激になった。「自分は国立大で勉強しながらプロに」と、1年間の浪人生活を経て九州大工学部エネルギー科学科に入学した。

 入学後は原子力を学びながら、体づくりも研究。プロテインやサプリメントを摂取して体を大きくした。身長は174センチながら、体重は高校時代より12キロ増の81キロ。1年からリーグ戦で登板し、直球は最速144キロを記録するまでに成長した。昨秋のリーグ戦では全国大会常連の強豪、福岡大から勝利を挙げるなど通算2勝を記録した。

 九州大からプロ志望届を出した選手自体が初めて。同じ学科の学生はほとんどが大学院に進む。「大学院に行かないのは僕と就職が決まっている2人だけ」と芦谷投手。球団から獲得の意思を示す調査書はどの球団からも届いていないというが、「でもプロの夢は最後まで諦めない」。やるべきことはやり尽くした。静かにその日を迎えるつもりだ。(前田泰子)

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