泥沼ソフトバンクCS進出も風前の灯…工藤監督「ファンにこのままの姿見せるのは絶対良くない」

西日本スポーツ 鬼塚 淳乃介

 ◆ソフトバンク2-6オリックス(9日、ペイペイドーム)

 ソフトバンク打線は天敵山本に食らい付いた。ただ、追い上げても投手陣が取られてしまい、かみ合わない。2012年以来9年ぶりの8連敗。8年ぶりのオリックス戦シーズン負け越しも決まった。首位オリックスとは11ゲーム差とはるかに遠く、きょう10日にもVは完全消滅。3位楽天も6・5差とCSも遠のくばかりだ。何より10月になって1分け7敗とまだ勝っていない。博多の秋はいつになく寂しい。

 「天敵」からソフトバンク打線は2点をもぎ取った。それなのに歯車がかみ合わない。投手陣が踏ん張れず、工藤政権下で初、チームとしては2012年以来9年ぶりとなる8連敗。きょう10日にもリーグ連覇の可能性が完全に消える。

 2日の敵地での前回対戦を含めて今季3度の完封を献上するなど、何度も辛酸をなめさせられた山本相手に、打線は意地を見せた。5回、中村晃が山本からチーム今季初本塁打となる自身2戦連発の7号ソロを右翼テラス席に運ぶと、7回は併殺崩れの間に1点差に。逆転劇への期待がペイペイドームを包んだ。

 そんな期待は直後にもろくも崩れた。8回に登板した4番手の甲斐野が乱調。モヤにこの日2発目のソロを浴びると、若月のランニング2ランであっという間に4点差に広げられた。天敵退治の絶好機が、するりと手元から遠ざかった。

 首位オリックスに11ゲーム差で、3位楽天とは6・5差。CS進出も風前のともしびだが、工藤監督は「ファンの皆さんにこのままの姿を見せるのは絶対良くない。良い姿を見せられるようにね」と前を向く。「明日こそ」。そのひと言で会見を締めた。ファイティングポーズを崩すわけにはいかない。(鬼塚淳乃介)

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