鷹が一本釣りの風間球打、目指すは“高卒1年目で160キロ” 1位公表させた巨大なスケール感

西日本スポーツ 長浜 幸治

 1年目から160キロ宣言!! プロ野球のドラフト会議が11日、東京都内で開かれ、ソフトバンクは事前の公表通りに秋田・ノースアジア大明桜高の風間球打投手を指名。単独指名で交渉権を獲得した。他球団との競合も予想された中、最速157キロ右腕を「一本釣り」。ドラフト当日に18歳の誕生日を迎えた未来のエース候補にとって、最高の「バースデープレゼント」だ。ソフトバンクは支配下5人、育成14人の計19人もの大量指名となった。

最速は157キロ

 12球団の1位指名が確定すると、風間はようやく表情を緩め、隣の輿石監督とグータッチを交わした。「ソフトバンクのユニホームを着て活躍する姿をイメージしながら(会見を)待っていました」。高校入学時にドラフト1位指名を目標に掲げた右腕の夢が実現した。

 記者会見場に到着後、落ち着いた表情でドラフト会議の中継を見守ったが「(名前を)呼ばれる前はすごく緊張して、少し不安だった」と本心を明かす。ちょうど18歳のバースデー。「大事な日だったので奇跡というか運命を感じる。最高のプレゼントを受け取れたので感謝しています」。忘れられない一日となった。

 最速157キロ右腕がこだわるのは、やはり球速だ。「来年には160キロを出したい。その目標をクリアして、徐々に(球速を)上げていきたい」。高校入学時の最速は130キロ台。3年間での急成長を思えば実現可能に見える。

 目標の選手に掲げたのはホークスのエース千賀だ。「何回も日本一に貢献している投手だし、大きな舞台でも堂々と投げられるところも尊敬している。速い球も変化球の切れもすごい」。ソフトバンクの印象を問われ「一人一人の選手が実力を持っているし、レベルの高いチーム。ここで満足せずにやっていきたい」と向上心をのぞかせた。

 球団にとって高校生投手の単独1位指名は2014年の松本以来、7年ぶり。17~20年の4年間でくじ引きは「7連敗中」だったが、球団は今年も競合覚悟で「球界を代表する投手になれるスケールと資質を持つ投手」と評価してきた右腕の指名を決め、公表した。ぶれない姿勢が大きな実りにつながった形だ。

 故郷山梨を離れ、秋田での3年間でたくましく成長を遂げた18歳は力強く将来の目標を口にした。「1年で何十勝もできる投手になりたい。新人王、そして最終的には沢村賞も取ってみたい」。無限大の可能性を秘める右腕。抱く夢も、とにかくでっかい。(長浜幸治)

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