最多4球団競合の西武1位・隅田知一郎 大学No.1左腕が夢に描く「村上宗隆との再戦」「侍への道」

西日本スポーツ 前田 泰子

 ◆プロ野球ドラフト会議(11日)

 最高のプロへのスタートになった。隅田は4球団競合の末、西武が交渉権を引き当てた。「(ドラフト前に)1位を公表していただき、満場一致の評価と聞いてうれしく思っています」。8日に西武に1位で名を挙げられて「震えました。びっくりした」と心境を話したが、ふたを開ければ巨人、広島、ヤクルトが指名。「4球団は頭になかった」。予想を超えた高評価を受けて驚きを隠せなかった。

 最速150キロの直球と多彩な変化球を自在に操り緩急を使う投球が高く評価された。6月の全日本大学選手権では上武大に敗れたが、14三振を奪った。今後の課題は直球。「プロでは150キロを投げる左投手はたくさんいる。力のあるストレートで勝負できる投手になりたい」と理想の投球を思い描く。

 同学年にはヤクルトの主砲、村上宗隆がいる。東京五輪でも活躍した九州学院高(熊本)出身の大砲とは波佐見高(長崎)時代に練習試合で対戦し、2三振を奪った。「東京五輪を見て、強い気持ちを持ってプレーしていると思った。自分も負けないように頑張りたい」。そしてリーグは違うが「いつか対戦してみたい」と再戦を熱望する。

 1年目から即戦力での活躍を期待される。「10勝できれば上出来。新人王を目指したい」。その先にあるのは東京五輪で見て憧れた侍のユニホーム。「日本を代表する投手になって、日の丸を背負って投げられるようになりたい」。4年間の地道な努力をしてプロの夢をかなえた左腕が、次の夢へ向かって歩み始める。(前田泰子)

 ◆隅田知一郎(すみだ・ちひろ)投手=西日本工大=多彩な変化球を操り、150キロの直球をコーナーに投げ分ける制球力もある。177センチ、76キロ。左投げ左打ち。22歳。

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