ソフトバンクのドラ1、風間球打に「300勝」と言わせたプロ112勝コーチの言葉

西日本スポーツ

 大谷超えからカネやん級へ!! ソフトバンクにドラフト1位指名された秋田・ノースアジア大明桜高の風間球打投手(18)が12日、プロ野球で過去6人しかいない大記録に照準を合わせた。秋田市内の同校で指名あいさつを受けた最速157キロ右腕は、目標を通算300勝に設定。その第一歩として、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(27)が日本ハムで新人だった2013年の勝利数を上回ることを1年目の目標に掲げた。

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 18歳の「誕生日ドラフト」から一夜明け、永井智浩編成育成本部長兼スカウト部長らから指名あいさつを受けた風間は「少しずつ実感が湧いてきた。これからがすごく楽しみ」と口にした。工藤監督と王球団会長のサイン入りボールを手渡され、笑みが広がった。

 最速157キロ右腕が掲げた夢は壮大だった。「将来は球界を背負える投手になりたい。300勝を目指したい」。プロ野球で通算300勝以上をマークしたのは過去6人。通算400勝の金田正一を筆頭に、いずれも昭和に一時代を築き上げたレジェンドたちだ。

 先発ローテが確立した現代では通算200勝も至難の業となったが、風間が大目標を掲げた理由には恩師の言葉があった。昨年まで同校の総監督兼投手コーチを務め、潜在能力を引き出してくれたヤクルトの尾花高夫2軍投手チーフコーチの一言があったからだ。

 「『自分は目標の100勝に到達したら気持ちが緩くなってそれからあまり勝てなくなった。おまえならもっといける。高い目標を設定しなさい』と言ってもらえた」。プロ通算112勝を挙げた尾花コーチの言葉を胸に、球史に残る高みを目指すつもりだ。

 その第一歩に「大谷超え」を掲げた。「(大谷が1年目に)3勝だったのは聞いていたので。1年目からそれ以上勝ちたい」。今季は米メジャーのMVP候補に挙がる「二刀流」は隣県の岩手・花巻東高出身。同じ東北の「怪物候補生」の目標の一つとなった。

 18歳の潜在能力に、永井本部長も「大谷になれる素質はある。想像もつかない投手になる可能性は十分」と太鼓判を押す。その上で「1年目は慌てることなく鍛えて、ケガをしない体づくりが第一」。風間も現在84キロの体を鍛え、プロ仕様に変えていくつもりだ。

 通算勝利数でトップの金田は高校を中退してプロ入り。2位の米田哲也、3位の小山正明、4位の鈴木啓示は高校卒業後に直接プロに進んだ。「あいさつを受けて、早く(プロに)行きたいと思いました」。若さは大きな可能性を秘めている。(長浜幸治)

 

 

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