2位の大砲候補、慶大・正木に球団期待「来年から1軍で」村上宗隆に負けじ世代頂点へ

西日本スポーツ 山田 孝人

 ソフトバンクにドラフト2位指名された慶大の正木智也外野手(21)が13日、歴史的な快挙となる本塁打王を目指して精進することを誓った。東京六大学出身では、自身4度目の戴冠だった1983年の山本浩二(広島)、慶大では61年の中田昌宏(阪急)以来、出ていない。この日、横浜市の慶大グラウンドで指名あいさつを受けた正木は、ヤクルトの村上やロッテの安田ら、同学年ライバルへの対抗心も糧に、将来的に歴史に名を残す“アーチスト”への成長を胸に刻んでバットを振る。

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 小雨が降り続く慶大グラウンド。秋のリーグ戦中ということもあり、直前まで打撃練習などで汗を流していた正木は練習着から学ランに着替え、永井智浩編成育成本部長兼スカウト部長らから指名あいさつを受けた。ソフトバンクの帽子をかぶり「プロの世界で活躍するぞ、という気持ち。自分の長所は打撃。打撃を生かしチームに貢献したい」と決意を新たにした。

 中学時代は世田谷西シニアで30本塁打、慶応高時代には50本、東京六大学でも今春のリーグ戦で4本を放つなど、10本をマークした。大学ナンバーワンの評価を得るスラッガーは、一発について「打撃の一番の魅力は本塁打。こだわりは強い」と言い切る。だからこそ「(本塁打王は)高い目標だが、目指すことで自分の成長もある。狙っていきたいし、少しでも歴史に名前を残せるような選手になりたい」と力を込めた。

 「絶対に取れるように」と誓う新人王の先、将来的に見据えるのが本塁打王だ。実現すれば目標通り歴史に名を残すことになる。慶大出身の本塁打王は61年の中田以来、東京六大学でも83年の山本から出ていない。球団の日本人選手の右打者では95年の小久保現ヘッドコーチ以来ともなる。

 永井部長も「来季から1軍で、と期待している。福岡で大暴れしてほしい」と話す。分厚い選手層で競争を勝ち抜き、開幕スタメンへ。正木は「厳しい戦いだと思う」と表情を引き締め「(ペイペイドームは)本塁打が出るいいイメージがある」。本拠地に架ける自身のアーチを思い描いた。

 高校時代は現日本ハムの清宮が大きな注目を集めた。ヤクルトの村上やロッテの安田らは既に一線で活躍し、リチャードも同学年。「僕らの世代はいい打者が多く、ずっと刺激を受けてきた。絶対に負けたくない」。長打へのこだわりを貫き、世代の頂点にも駆け上がる覚悟だ。(山田孝人)

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