跳馬で福岡大OB対決 「ヨネクラ」に自信、米倉英信 北九州・世界体操

西日本スポーツ 末継 智章

 体操の世界選手権(西日本新聞社など協賛)が18日、北九州市立総合体育館で開幕し、内村航平(ジョイカル)=長崎県諫早市出身=や東京五輪で個人総合と種目別鉄棒の2冠を達成した橋本大輝(順大)らが集結する。男子種目別跳馬(24日決勝)では米倉英信(徳洲会)と安里圭亮(相好ク)の福岡大OBが直接対決。高難度の技を持つ両者が金メダルを懸けて火花を散らす。

 自身の名がつくヨネクラ(伸身カサマツ2回半ひねり)に自信を持つ。「東京五輪の結果を見ても、勝てない相手はいない。実力を発揮すれば金メダルを取れるので、会心の演技をする」。福岡市出身の米倉はホームの北九州で記憶に残る演技を誓った。

 空中で回転しても上下左右を把握できる感覚とスピードが持ち味。2019年2月の種目別ワールドカップ(W杯)でヨネクラを成功させ、同年4月に新技と認定された。米倉を一躍有名にしたのは「キング」との激闘だ。東京五輪の種目別個人枠を懸けて6月まで国内の複数大会で競った代表争いは内村航平と一騎打ちに。最終的に「0・001点が明暗を分けた」と言われるほどの接戦の末に敗れたが、悔しさ以上に自信を得た。

 「五輪に出たい思いはあったけど、航平さんとあそこまで張り合えるとは僕も思っていなかった。注目度が上がるにつれて力になった」

 以前はけがを防ぎ、失敗のイメージがつかないよう、試合会場ではヨネクラの練習を避けた。しかし、優勝した昨年12月の全日本種目別選手権で考えを変えた。予選ではヨネクラを失敗。「決勝はいい出来だった。予選の失敗を練習で出しておけば、試合でいい演技ができるのでは」と今年から競技2日前に試合会場で練習するようになると、成功率が高まった。

 福岡大の先輩にあたる安里には勝ち続けているが、昨年の同選手権は0・05点差で、今年5月のNHK杯も0・034点の僅差だった。「負けたくないライバル意識はある。高いレベルで競いたい」と世界でも最高の演技を出し合い、ワンツーフィニッシュを飾る。(末継智章)

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