2位指名の慶大4番正木「4冠」へ躍動「みんなと一緒に日本一」

西日本スポーツ 山田 孝人

 ソフトバンクからドラフト2位指名を受けた慶大の正木智也外野手(21)が16日、東京六大学秋季リーグの立大1回戦(神宮)に4番一塁で先発出場し、2安打1打点をマークして8-5での勝利に貢献した。指名後初戦となった首位チームとの一戦で、主軸として存在感を発揮した未来のホークスの大砲候補。春季リーグ、全日本大学選手権に加え、秋季リーグ、明治神宮大会を合わせた4冠を“手土産”に次のステージへ進む決意を示した。

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 持ち味の長打力だけではない。巧打でチャンスメークができることも正木の売りだ。先頭で迎えた2回、相手先発右腕のスライダーをきっちり捉えて中前へ。1死一、二塁から7番打者の右前打で、二塁からヘッドスライディングで先制の生還を果たした。3回1死一、三塁は左犠飛。1点リードの7回には再び先頭で逆方向の右前に運んで好機を演出だ。3点を追加したこの回の猛攻の起点となり、勝利を呼んだ。

 正木は「4番に立たせてもらっているが、いい打者が並んでいる。後ろを信じてつなぐことができたと思う」とチームメートへの信頼を語った。ドラフト会議後初のリーグ戦でも、平常心を保っていた。相手は首位。「ドラフト前から立大戦に合わせてやってきた。その間にたまたまドラフトがあっただけで、その後も準備をしてきた」と言い切った。

 練習など野球に対する真摯(しんし)な姿勢も含めて、ソフトバンクは今秋の野手ナンバーワンと評価。期待にたがわず神宮で結果を残した正木は、指名を機により一層勝利への執着は増した。

 「指名後に寮に戻った時、みんなが本気で自分のことのように喜んでくれた。それが本当にうれしくて。この仲間と優勝したいという思いがドラフトでさらに高まった。みんなと一緒に優勝したい、日本一までいきたいと思った」。掲げるのは春のリーグ戦、全日本大学選手権に続き、秋のリーグ戦と神宮大会も合わせた4冠。大きな“手土産”をひっさげて、福岡へと向かう決意だ。

 かねて「(春秋)連覇に向けて野球に取り組むことが、結果的にプロにもつながると思っている。優勝を目指したい」と話していた正木。今も有言実行の活躍を続ける。ホークスの未来を明るく照らす男は、時を惜しむようにバットを振り込んでいる。(山田孝人)

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