西武松坂が自分を「褒めてやりたい」こと 原点は伝説の死闘

西日本スポーツ

 ◆西武-日本ハム(19日、メットライフドーム)

 今季限りで現役を引退する西武の松坂大輔投手(41)が引退試合で先発登板した。最速118キロ。近藤に四球を与えて降板し、打者1人で最後の登板を終えた。

 高卒ルーキーだった1999年から3年連続最多勝。米大リーグへ移籍した2007年には15勝、08年には18勝。ところが09年以降は相次ぐ故障に悩まされ、右肘の手術も受けた。

 苦難の中でもマウンドに立つことを目指し続けた。不屈の闘志でリハビリなどにも取り組んだ。日本球界復帰後は中日で2018年に6勝を挙げたのみ。それでも治療法を探し続け、投球フォームを変えてでも故障箇所への負担を減らそうとした。

 諦めない姿勢の原点は、横浜高時代の甲子園での激闘だった。3年夏の甲子園、PL学園との準々決勝。延長17回に死闘の末に勝利した一戦だ。試合に先立って開かれた引退会見で「諦めなければ、最後に報われると強く感じさせてくれたのは夏の甲子園のPL学園戦。最後まで諦めなければ報われる、勝てる、喜べる」と明かした。

 当時の経験から培われた姿勢は、プロ生活を振り返る中でも誇れるものだという。「諦めの悪さを褒めてやりたい。たたかれたり、非難されたりすることを力に変えて、跳ね返してやろうと思ってやってきた。最後は耐えられなかった。心がもう折れたというか、跳ね返す力がなかった」。力つきるまで戦い抜いた剛腕の引退で、一つの時代が終わりを告げた。

PR

埼玉西武ライオンズ アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング