千賀が見せる変身、打者が打ちづらい訳/池田親興

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク6-0ロッテ(19日、ペイペイドーム)

【西日本スポーツ評論家・池田親興の視点】

 最近の千賀はひたすら全力投球というよりも、リリースの部分に力を集中している印象がある。さらにフォームの軸が少し変わって、きれいな軌道の真っすぐだけでなく「動く球」が増えた。投球の幅がここにきて広がったので、打者にとっては余計に大きく変化しているように見え、打ちづらいはずだ。

 ただ、ノーヒットノーランには厳しい状況だった。先頭を味方の悪送球で出塁させた6回に23球を費やして、体力をかなり消耗したのではないか。7回以降の投球に、それが感じられたのが惜しまれた。

 東京五輪後の千賀の投球を見ていると、前半戦で活躍できなかったことへの申し訳なさをぶつけている印象を受ける。実際、五輪で立て直せたし、チームが厳しい状況に立たされた中、中5日、中4日でも試合をつくった。エースとして引っ張っていくという気持ちの強さを感じる。

 打線もあと一本がなかなか出ない中、先制直後にデスパイネの一発が出たのは大きかった。残り4試合。自力でCSに進出できない以上、まず全勝するしかない。千賀はそのためにやるべきことをやった。他の選手たちも続いてほしい。(西日本スポーツ評論家)

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