橋本大輝、世界体操でも王者の貫禄 有観客開催に「成功すると沸く感覚ある」

西日本スポーツ 末継 智章

 体操の世界選手権(西日本新聞社など協賛)第3日は20日、北九州市立総合体育館で男子予選が終了し、橋本大輝(順大)が東京五輪金メダルの個人総合で6種目合計88・040点、種目別の鉄棒で14・633点の1位通過を果たした。5位の床運動、4位のあん馬、5位の平行棒も合わせ、計5種目で決勝進出。鉄棒で2015年大会覇者の内村航平(ジョイカル)は14・300点の5位で突破した。

 床運動は南一輝(仙台大)が14・966点の3位、跳馬は米倉英信(徳洲会)が14・783点の4位で通過。5種目を演技した萱和磨(セントラルスポーツ)は五輪銅メダルのあん馬で14・933点の7位となり、8位の平行棒と2種目で決勝に進んだ。跳馬の安里圭亮(相好ク)は14・233点の16位にとどまり、上位8人(各国・地域最大2人)に入れずに予選落ちとなった。

   ◇    ◇

 20歳の五輪王者は冷静だった。橋本は2種目目のあん馬の降り技でひねりを半分だけ減らした。「(17日の本会場)練習で落下した種目なので課題だった」と無難にまとめ、両腕を広げてセーフのポーズ。15・075点の高得点で流れに乗ると、全6種目で安定した演技を披露した。

 苦手な朝一番の演技だったが自分の演技に集中した。つり輪で技が一つ認定されずに得点を伸ばせなくても、直後の跳馬で「これが一種目目だ」と切り替え、完璧に着地を決めて15・066点を出した。五輪で金メダルを取った鉄棒も14・633点でトップに立った。

 「(技が)成功すると(観客が)沸く感覚があってやりやすかった」と有観客開催の喜びをかみしめ、内村の演技中は「シンプルにベストを出してほしかった」と誰よりも声援を送った。22日の個人総合決勝で五輪に続く金メダルを取るのが最大の目標。そして24日の大会最終日。鉄棒で内村との“キング”対決に臨む。(末継智章)

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